「影を歩く」by 小池昌代 | Coffee Break

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つれづれなるままに、日々の出来事、感じたことを思うままにつづろうと思います。

ひょんなことから

出会った

小池昌代さんの著書。

私にとりまして

初めましての作家さんです。

 

ちょっとシュールな感じ。

詩も交えた小説?

うん?

エッセイ???

 

その間を行くように

書き綴られてありました。

一応

分類は小説になっておりました。

 

違和感を覚えながら

読み進めてゆくうちに

いつのまにか、

とりつかれた、

そんな感じの

不思議な著作でしたが、

私的には、気に入りました。

 

「影を歩く」

小池昌代 著

2018年12月 発行

株式会社方丈社 出版

 

 

短編になっておりました。

その中の一つ

「像を捨てる」

 

生ピアノを捨てて

その代わりに電子ピアノを買った

 

生ピアノ

というのもなんだか

面白い。

確かに「生」だなあと思う。

鍵盤をたたいたときの

電子ピアノの独特の違和感を

とても生々しくというか

わかりやすく表現されているところが

特に気に入りました。

 

ほんと、

そんなこと、言葉で人に説明したり

することは、

私は、まぁ、ないのですが、

そこを詳しくつついている。

 

とまぁ、

二女のうちに通うようになり、

訳あって

1年くらい前にキーボードを

購入したのです。

いえ、

私は演奏なんてしませんよ。

ちょっと、歌の練習のときの

音取りに使うためです。

 

そのときに、感じた

あの違和感、

を余すことなく

伝えてくださっていたことに

感動しました。

 

生ピアノには、「底」というものが

ある、ともありました。

確かに、

ポンと鍵盤をたたくと、

「底」に到達しますなあと

私も感じます。

 

そのことも言葉にしてくださっているのが

なんとも興味深いのでした。

 

というわけで、

小池昌代さん、

また、他の著書にも

触れてみようと思っております。

 

 

 

話は変わりまして、

私の誕生日が1月だったのですが、

友人が覚えていてくれ、ラインやカードで

お祝いを贈ってくれました。

 

いくつになりましても、

嬉しいものです。