ボーダーライン的日常 -6ページ目

嫌な女⑨

翌日、本指名でやって来た村田に
「お腹空いたねえ」
と、言ってみた。
本当は全然空いて無かったけど。


連れ出しは暗黙の了解なので、外でランチしようと誘ったのだ。
近くにデパートがあるから、その飲食街のどこかで。


週末だからどの店も混んでいる。
あたしの予想通りだ。


鰻屋に入った。
鰻なら焼くのに時間がかかるだろうから。


二人でオーダーを済ませ(あたしはひつまぶし)いざ向かいあうと、やっぱりアレだ。


アレと言うのは、すごく不潔でも、すごく不細工でもないけど、何かが違う。
上手く表現出来ないけど人と付き合うスキルが無いと言うか。


お客さんは自分の話を聞いて貰いたい人が多い。だからこちらも上手く相づちを打つ(あまり聞いてないけど)


でも、村田は異常なぐらい人の話を聞いてない。

【質問されたから、回答したのにそれを聞いてない】
…そんなタイプ。


「この人は職場でもそうなのかなあ」
なんて思いながらひつまぶしを食べた。


村田はとっくに食べ終わっていたけれど。


よくまああんなに喋りながら食事が出来るものだと感心したのを覚えている。


続く。

(緊急事態)


夕方、買い物から帰ってきて、洗濯物入れたら、そこに蜂がついていたらしく、部屋の中で飛んでいる…


怖くて慌てて洗濯物を放り出し、外へ脱出。


五十日(ごとうび)だから今現在彼はまだ帰宅していない。


あたしは部屋に
怖くて
恐くて
入れないので、玄関に
(てゆーか部屋の外。軒先っつうの?)
ポツン…
まるで不審者だよ…


だってもう六時間ぐらいこうしているんだから。


蜂、マジ怖い。


マックとか漫喫に避難しようと思ったけど、そんな時に限って買い物しちゃったから手持ち87円。
お金取りに一瞬だけ部屋に入るのも無理。


助けてくれ。

嫌い嫌い大嫌い

現在5時。


彼と燃え上がったらつい…






な~んて嘘。
ただ眠れなかっただけ。

陽はまだ昇らない。
ちょっと前までは5時でも結構明るかったじゃないか。
虫の鳴く声も聴こえる。


こんな季節は嫌い。
切ないとか淋しいとか
そんな感情いらないよ。自分で自分を持て余してしまうもの。


さあ、今日はカウンセリングだ。
何を話そうか?
ネタ考えるのしんどい。思わぬ感情が飛び出して来ちゃったりするのもしんどい。
カサブタは剥がしたく無い。
また血が出て来ちゃったらどうするのよ?
完治なんて望まない。
カサブタのままでいい。


必要なバンドエイドは
金出してその都度買うから。


あたしポエマーだな。


笑ってくれ。