ボーダーライン的日常 -7ページ目

嫌な女⑧

その【カモ客】の名前は村田さんと言う。


新人期間を微妙に過ぎた頃についたお客さん。
初めてついた日たまたま村田さんは
【押忍番長】(スロット機の名前)のライターを持っていた。
サービスより、トークで一分でも時間を稼ぎたいので、あたしはそのライターを見て、そこに食いついた。
「スロット好きなの?」「うん」
「何ビッグ派?」
「薫先生かなあ」
「あたしはあの女の子のヤツぅ~(本当は轟)」なんて具合に。


もうこの時点で浴槽からはお湯が溢れていた。
あたしはホテヘル嬢だったので、現場はいつも提携ホテル。
【お湯に浸かる事】なんてマニュアルは無かったけれど、必ずお湯をはって一緒に入っていた。


村田さんは溢れているお湯の音にソワソワしだし自ら湯を止めに行った。

気弱そうな村田さん。
北海道出身で典型的な
【田舎の男】
と、言う感じ。


あたしは渋々(もちろん顔には出さず)服を脱ぎ風呂場へ向かった。


お湯に浸かりながらも、喋りに喋った。
「バツイチで子供がいるからこの仕事をしているの」
嘘ではないけど真実でもない。


しかし、村田さんはそれを鵜呑みにし、
「今は別れたけど、俺の前の彼女もそうだった。その子はスナックで働いていたよ。バツイチで子供がいる女の人って忙しいみたいで、いつも会うのは店か仕事後のファミレスだったんだけどさ」

それって思いっきり営業では…?


だからあたしは賭けに出た。
「初めて会ったけど、村田さんをお客さんと思えないの…」
「えっ」
「だからなんか緊張しちゃって、普段どおりに出来ないよ…恥ずかしい」「俺もこんなに話が合う女の子は初めてだよ(こっちは話を合わせてんだから当たり前)」


…ピピピピピーッ


タイマーの鳴る音。
タイムリミット。


「今日、初めて会えた記念にこのライター貰ってもいい…?」
「うん。いいよ」
「今日はホントにごめんなさい。あたしの事、嫌いにならないで…」
「明日、また来るから」「本当?」
「本当だよ」
「明日もし、予約が入っちゃったら会えないから今、店に電話して予約しといた方がいいかも」
「わかったよ」
「たくさん一緒にいたいなあ」


村田さんはその場で店に電話を掛け、明日の予約をした。


三時間だった。


続く。

読書の秋★

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どうも。
カイジ(パチンコ)にハマっているクレハです。あの演出の崩壊っぷりが大好きです。


さて。
季節は秋。
秋なのに昨日はアルバのノースリーブワンピースを買ってしまいました。

痛くならないように着こなしてやるんだから!!アラサーナメんな。
あれ?
35歳はアラフォー?
(´;ω;`)


今日はあまりにも暇だったので、書店へ。


興味深い本、発見。


まだ序盤しか読んでないけど、面白いので興味ある方は是非★(480円)


明日は
病院(カウンセリング)↓
リラクゼーション(マッサージ)

SKⅡエステ
と、なにげにハードDay。


お金いくらあっても足りないよorz

嫌な女⑦

なぜ自分に入店当時のようにお客さんがつかなくなってきたのか…
でも、まあ、一日で二万から三万は稼げるからと深くは考え無かった。


【裏引き】と言う裏技も覚えてきたし。


【裏引き】とは店を通さず、お客さんと直接会う事。
お客さんからしてみれば【いい事あるかも】的な期待が持てるのだろう。だがしかし。
こちとら仕事。
【いい事】なんてさせてあげないし、時間や内容のサービスなんてもちろん無い。


【裏引き】をするのは信用出来るお客さんのみだから、そうゆう点で見れば、
「普通のお客さんとは違うんだよッ★」
って感じで多少は笑顔も愛想も多めだし、仕事に熱が入る。
嫌な女⑥に書いた山口さんはこの典型だ。


裏引きするのは、あたしが基本的に
【いいお客さん】と認めた人のみで例外もある。

その例外とはいわゆる
【カモ】


あたしはブリブリするのが苦手だし
【期待や夢を提供し、繋げとく】
のがめちゃくちゃ下手だから【カモ客】は一人だけだった。
一人だけで精一杯だった。


続く。