僕の住む田舎では、書店や図書館を通して専門書に触れる機会がない。
そこで今まではamazonのレビュー等を参考にして、amazonで購入していたのだが、やはり立ち読みをしたいものだ。
最近、本棚のスペースや本の持ち運びを考えて電子書籍に移行したのだが、amazonでのkindle本のサンプルの充実振りには驚いた。
biochemistryやpharmacologyを中心にamazonのkindle洋書を検索して様々なサンプルを取り寄せたのだが、ものによってはサンプルだけで50ページを超える。
特に感激なのは、Goodman and Gilman's the pharmacological basis of therapeuticsだ。
67章ある薬理学の名著だが、サンプルではそのうちの第1章~第4章までまるまる読めるのだ。
無料なのに、かなり勉強になる。
引用文献も充実しており、2010年など最近の論文を数多く掲載されている。
図表もカラフルだし、説明も懇切丁寧だ。
図書館司書の方から、薬学生ならGoodman and Gilmanを読めと大学2年生の頃に言われたことがあるが、その理由が良くわかる。
今はサンプルをまず熟読しようと思う。
調剤指針という教科書に薬剤師・薬学生必見の書なんて見出しが書かれていたが、これはむしろGoodman and Gilmanにこそふさわしい言葉だと思う。
そのほか、アメリカでスタンダードな生化学の教科書の一つハーパー生化学も半値近くで電子版が購入できる。
ウォーレン有機化学(第2版)は電子版でもペーパーバック版と値段が変わらなかった。
うーん、持ち運びを考えて電子版の方がいいのかな(笑)