最近観た映画をメモ。

その街のこども
めちゃめちゃ良かった。
見慣れた風景がそこにあり、現実感が自分の中にもグッと強かったからかもしれない。
来年は東遊園地行くか。

OUTRAGE
素晴らしい暴力描写。
レーティングを気にして抑えめに走っている業界を横目で観ながら、鼻で笑っている北野監督が目に浮かぶ。

A Single Man
寂しくて哀しいのに美しい。
映画としては非常に分かり易いのにも関わらず、物語の深さに邪魔をしない。
空間全体が「ある視点」で纏められていて、もうそれだけで勝ちである。

以上が個人的大ヒット。
この3点に関してはあまり感想を言うのも野暮な気がするくらい。

その代わりに上質な評論も添付。
映画を観た人は、この評論を聴いてみて下さい。
そこで指摘されている部分を確認したくてもう一度観たくなるから。

面白かった、面白くなかった、悲しかった、楽しかった。
というような二元論でしか語られなくなってしまった映画評論の中で、
現在唯一まともな評論を行っている番組。
まともな評論は面白い作品を更に面白く魅せてくれるし、
つまらない映画はなにがつまらないかを確認しに観に行きたくなるような、
そんな力を本来秘めているはず。

こんな評論はなかなかないです。



X-MEN



その街のこども 劇場版





OUTRAGE





A Single Man





十三人の刺客 



$R.I.P.-dialog in the dark

dialog in the darkを体験してきました。

結論から言うと、
もの凄く素晴らしい体験でした。
人生に一度は体験すべき。

dialog in the darkというのは、

「ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。
 参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。
 その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
 世界 30か国・約110都市で開催され、2010年現在で600万人以上が体験したこのイベントは、1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。
 1999年以降はボランティアの手によって日本でも毎年開催され、約7万人が体験しています。」

だそうです。

ここからは私の所感。
ネタバレになって困ることはないけれどもなるべく先入観無しで行く方が絶対に良いのでネタバレはなるべく少なく。

「くらやみ」と言っても普段の生活には存在しない質の闇。 100%の闇は目が慣れてもなにも見えない、周りの人のことももちろん、目の前にかざした自身の手さえ。

そんな中で全盲のナビゲーターの声のする方に進んでいく。 不思議なことにナビゲーターの人には我々の位置がしっかりと確認出来るよう。

階段を上り、橋を渡り、木々の間をくぐり抜ける。 こんな単純なことが、視覚を奪われるだけでこんなにも困難なことになるとは思わなかった。

逆にそれ以外の感覚が研ぎすまされていくことが分かる。
遠くに聞こえる水の流れる音に聴覚が、
形の見えないものに触覚が、
足下からはわからない湿った土の匂いに嗅覚が、
普段から飲み慣れているはずのコーヒーに味覚が、
それぞれこれまで体験したことがない程、「感覚が開く」という感覚があった。

逆に普段は意識もしていない感覚が失われていることが分かる。

ひとつは空間認識。
イベントは屋内で行われる。 建物の大きさから大体想像がつくが、一旦暗闇に入ってしまうと自分がいったいどれくらいの距離を歩いたのか? それぞれの部屋がどれだけの大きさなのか? 全く検討がつかなくなる。

もうひとつが時間感覚。
ナビゲーターがある時点で「これで90分間この暗闇にいるわけですけれども、、、」と言う。 するとみんな一様に「え?そんな経ってるの?」と必ず反応する。 視覚による認識が直接的過ぎるのか、それ以外の感覚が時間を捉える力がないのか。 普通に暮らしていたら絶対に感じない時間感覚矛盾。

最後に人との距離感。
入り口ではそれぞれ知らない人同士だった8人が同じ状況に入り、名前を呼び合い、お互いに注意し合いながらイベントを進めるに連れ、「ただの連帯感」では片付けられない親近感が生まれる。 これは本当に不思議で、イベントを終えた後でもそれが後を引く感覚があった。

この失うことで得られる感覚は、
普段の生活では絶対に体感出来ないもの。

場所は外苑前からワタリウムの道を少し歩いたところで、
値段も1回5000円とすこしお値段がはるが、
その価値は確実にあります。

ちなみに中で行う活動は季節によって変わるので、
これから行くものが私が体験したものと同じかどうかは分からない。

是非、行ってみてください。
私はもっかいと言わず何回でも行きたい。







圧倒的な悪に惹かれる。
もちろん現実的な話でなく映画とか、小説のなかのでの話。
今回は映画の話。

圧倒的な悪とは、倫理観を超えた存在。

ただ悪いことをするというのは、倫理観の中の範疇のただ振れ幅であって「圧倒的」ではない。
圧倒的な悪とは、約束事や秩序とかモラルとか、言ってしまえば平穏を保つ為の共同幻想に対して、
「それは本当に現実的に存在しているのか?
それを守らなければいけない理由がどこにある?」
という本質に問いかけをする存在。

その問いかけに対して私たちは(少なくとも私は)言葉に詰まることになる。
そこに相手を落とせる程の説得力を持った意見が見つからない。
言い出しかけた言葉には既に「分かるだろう?」という、
それこそ言ってしまえば共同認識に基づいた共同幻想が含まれているのだ。

Jorker / the Dark knight (動画はAshton Kutcherのパロだけど)


Anton Ciger / No Country For Old Men


Daniel Plainview / There will be blood (ま、この人はちょっと違うけど)




そしてこれらは(倫理的には)最低で(ストーリー的には)最高なエンディングを迎えた映画。

The Mist


Seven


最低で最高な映画が好きみたい。
改めて始めました。

休止したのが昨年の4月で、約1年後の復活となります。
その間思ったのは、どうも私にはこういったなにか思ったことを表に出す場
(それを誰かが見ていようが見ていまいが)、
必要なようです。

これから駄文や英語の練習をこの場でやっていきたいとおもいます。
願わくば私の知らない誰かがそれを楽しめればそれは素晴らしいことです。
逆に私が言うことが嫌な場合は見なければ良いだけの話です
(目的があろうがなかろうが批判や批評の相手に時間を費やしている暇はないので)。

久々過ぎて文書がおかしいw
これは慣れが必要だな。。。

ま、のんびりとやっていきます。
忘れないうちに残しておいた方が良いだろうと思って、
NewYorkで買ったお土産をエントリー☆

まず細々とした雑貨はフリマで買いました。
hellskitchen fleamarketとantique garage
green fleamarkets
らへんに顔を出しました。
見てるだけで楽しい!
ただ冬期だったので店の数は少なかった。

あとのメインはchelsea market
の中にあるFat Witch Bakeryのブラウニーが最高でした。
あとchelsea wine vaultでMOREというドメスティックワインを。 これは完全ニューヨークワイン。 プレゼントしたんだけど味見する機会があって飲んだけど、飲み易く程よい重さでカジュアルな感じでお土産に当たりだった。

あ、でも安く済ませるならTrader Joe'sのオリジナルワインがベスト。 赤、白のいくつかの種類ともに$2,99で、デザートワインですら$6.99とお得。 味は、、、これが別に悪くないんです。 ま、良くもないんだけど、、、w

あとは美術館巡りが主な目的だったこともあり、
ミュージアムショップで。
MoMA store
MAD
TENEMENT
が素敵でした。

古着好きは是非一度見て頂きたいのはbeacon's closetbuffalo exchange。 もはや知る人ぞ知る、知らない人は知らん!って感じの2店。

アートブックは3店は、
Printed Matter
spoonbill & sugartown
desert island
この3店はほんと日本に支店をオープンしてほしいわ。 入り浸りたい。

あとなんかあったんだけど、忘れちゃった。
これで一応、このブログの使命も終わり☆
お土産について聞かれるのでこちらで答えようかと。
カナダのお土産というよりはトロントの土産になるんだけど、、、。

まず鉄板「SOMA」のチョコ。
美味しいし、作ってるのが見れるので買いにいくのも楽しいし、
なによりDistillery Districtの中にあるのでそれ以外にもいろいろ見れます。

IcewineはWine Rackでこれを。

ちょっとした子供向けの雑貨はWorld's Biggest Book Store
Bay×Dandus店の二階に他の店でも売れ残ったものをアウトレットするスペースがあるのです。

手作りノートとかも買いました。
それはThe Ontario College of Art & Designで。
ここは美大ですが、週末とかアートマーケットとかやってて、その日はたまたま地元のペーパークラフトの展示があったのでお土産に買ったりしました。

APT909ではいい感じの鞄を。
ここは掘り出し物が見つかります。

小説を買い込んだのですが、
それはBMVで。
古本屋ですが、ジャンルカバー率はかなりのもの。

手帳はmidocoで。

フーディーズはclothing brand experiment

カップはPMOdesign

なんか他にもいろいろあった気がするんだけど、、、。
思いだせるだけでとりあえず。
次回はNYのお土産。
$Aisthetika in toronto-桜


2ヶ月と少しの間休止していた、
Aisthetika in torontoですが、
場所と名前(と言語w)を変えて、
再開致します。

私のZINEプロジェクト、
between the lines project
インターナショナルなblogspotですw
考えたことや、感じたことを、
写真と一緒にまとめて本にしています。

もしお暇でしたら覗いてみてください。
こちらのブログもしばらくは見れる状態にしておきます。
なのでこちらでも更新するかもw
それでは。



coffee lover
このブログの前身、
sometimes designを2007年3月28日に始めて、
途中2008年6月30日からCanadaのTorontoというところに移り、
Aisthetikaという名前に変わり、
ここ1ヶ月はNYより更新しておりました、
Aisthetika in torontoとですが、
本日2010年1月29日にて、
しばらくお休み致します。

帰国したので(笑)

見たこと
思ったこと
感じたことを
そのまま自分の為に記録する為のツールだったのですが、
意外と自分以外の人にも楽しんで頂けているようで良かったです。

ブログに関してはまた始めると思います。
またそれ以外のメディアでの書くことについての実験を始めようと思ってもいます。
その辺はこのブログで告知します。

またログも残しておくので、
これからカナダのトロントや、
ニューヨークに行かれる方へ
更にワーキングホリデーに行かれる方への情報収集の(本来の目的のw)場にして頂ければと思います。

とりあえずの休憩です。
ひとまずこれまで見てくださいまして有難う御座いました。



$Aisthetika in toronto-empire

coffee lover
I feel so numb when I think of you.
I left from you because of you.
But you even don't seem to understand.
I want to throw my thought as a garbage if there is a garbage can for one's memory.
It was too bright to see but I didn't want to see through my glasses.
I know I'm going to be out of focus if I do that.
Black board and white chalk.
I might be able to send you the picture.

Here is cafe between upper hotels.
Garbage bags are on the road.
Peoples are drinking coffee with seeing the garbage bags on the road.
They are memories from the peoples who are drinking coffee here.
The peoples are trying to throw their memories which they had a best days.
They even don't rethink how it was going wrong.
But I think of you here.

It is so hard to throw my memory.
Before throw my memory, you show me what you gave me.
It is so hard to throw the garbage.
Before throw the garbage, you show me what we shared.
It is so hard to say our memory is garbage.

I'm here today.
I was here yesterday and I'll be tomorrow.
I'm here to see the garbage which is thrown by someone instead of my memory.



$Aisthetika in toronto-throw my memory
マンスリーニューヨーカーも残すところあと1週間となりました、
coffee loverです。

振り返ってみると、
自然と足を運んで行ってしまっていたのは、
Chelseaだったように思います。



そそ、チェルシー☆ってw
私の年代的にはこっちなんです。





まあ、いいや。
お話はNew YorkのChelsea地区のことです。

Chelseaはギャラリーが沢山ある地区だったり、
ハイファッションブランドの並ぶ地区だったり、
色々あるのですが、
まず雰囲気がとてもいいのです。
一部から石畳になり、
古き良きNew Yorkの姿が微妙に残っていたりします。

特に最近ではHigh Line
まだ工事中ですが、
昔の高架鉄道のレールを残しつつ、
それを歩道公園にしようというランドスケーププロジェクトが進行中。
現在はミートパッキングプレイスの西から、
チェルシーギャラリー群の下くらいまで通行可能。
最終的にはチェルシーの北まで繋がるみたいです。

Aisthetika in toronto-chelsea3

Aisthetika in toronto-chelsea4

Aisthetika in toronto-chelsea5

Aisthetika in toronto-chelsea6



チェルシーのギャラリー群はもう、
本当に群れって感じにいっぱいあります。
基本的にはアッパークラスが多いみたいなんですけど、
オープニングには普通にダウンにデニムみたいな格好でも入れます。
業界人の社交場みたいな位置もありつつ、
アート関係の学生へも開かれている感じがかなり日本のせまーい内輪な雰囲気とは違います。
ワインとか軽くケータリングとかも出てたりするので、
ワインを頂きまくりました。

Aisthetika in toronto-chelsea2

Aisthetika in toronto-chelsea14

Aisthetika in toronto-chelsea13



SoHoに元々あったギャラリーたちがChelseaに移ってきた理由は、
ギャラリー群が作り出す空気感に目をつけたファッションブランドのSoHo進出が原因でした。
ファッションブランドがこぞって出店したことによりSoHoの賃貸が高騰、
場所を必要とするギャラリー業なのでそのまま広い場所を求めてChelseaへ。

しかし、このChelseaもまたその同じことが起こりつつあります。
ハイファッションブランドの出店です。
チェルシーの南のミートパッキングプレイスを中心に、
その地区にはハイブランドが詰まってます。

ま、見に行く分には良いんですけど、
またギャラリーが逃げ出すんじゃないかとw
ちなみにアーティスト達はもうとっくにBrooklynのBedfordという地域に逃げております。
Bedfordもそうとう面白い場所です。 そのことについて書くかは分からないけどw

お目当てだったcomme des garcons。 店内がめちゃめちゃカッコいい。
つーかまず入り口がカッコいい。

Aisthetika in toronto-chelsea12

yohji yamamoto。 建築は石上純也さん。

Aisthetika in toronto-chelsea11

Aisthetika in toronto-chelsea10

Aisthetika in toronto-chelsea9



Chelseaを歩く時は大体ご飯はChelsea Marketで頂きます。
ここの中に入ってる店に外れがない!
ま、高いんだけどw

Aisthetika in toronto-chelsea8

Aisthetika in toronto-chelsea7

このFat Witchのチョコブラウニーと、
ninth street espressoのラテの組み合わせが最強です。

Aisthetika in toronto-chelsea1



最後に素晴らし世界、printed matter!!
Zine好きにはたまらないし、
Art本好きな人には耐えられない☆

いやあ、Chelseaは本当に面白いし、美味しいです。