​珈琲でゆったり、和んで、楽しんで
珈琲の家 和悠楽(わゆら)です。

いつもブログをお読みいただき
有り難うございます。

自家焙煎する人が言う、
コーヒーの賞味期限は1週間です。
と言う話しは、嘘だよ!って
何度も何度も書いてますが、
飲み頃のコーヒーの話しって
書き忘れてました。

なので、今日は飲み頃のコーヒーの話し!

コーヒーの賞味期限の真実について
知りたい方は、
自家焙煎店の告白、コーヒーの劣化は2つある
焙煎後7ヶ月のコーヒーを飲んでみた

を参考にして下さい。

ちなみに…
珈琲の賞味期限で検索して頂くと、たくさんの記事がでてくるはずです。

コーヒーの賞味期限を正しく知って、
良いお店が見つけられるきっかけに
なればって思います。




飲み頃のコーヒーって、
お客様がどんなコーヒーを飲みたいか?
で変わっていきます。

それをこれから説明します!​

コーヒーを科学的に研究されている方達は、焙煎後3日くらいで炭酸ガスの発生が落ち着いてきて、美味しいコーヒーが楽しめると考えている方が多いです。

一方で、ごく普通の自家焙煎店や趣味で自家焙煎する方達は、焙煎後1週間以内が賞味期限だと考えている方が多いです。こう書いてしまうと、普通の自家焙煎店は趣味と変わらないみたいに聞こえますが、ハッキリ言ってその通りです。

実際のところ、焙煎後2〜3日は、炭酸ガスの発生が活発なため、たしかにコーヒーのエキスが充分に抽出し切れないように感じます。

よくコクのあるコーヒーって言いますけど、焙煎直後は、このクリーミーな口当たりのコクが出しにくい…!

なので、コクのあるコーヒーを楽しみたい方は、焙煎直後よりも炭酸ガスの発生が落ち着いた辺りから召し上がるのが良いと思います。

中には、焙煎したての数日しか美味しくないコーヒーも存在するので、そういうコーヒーは、1日でも早く飲み切るしかありません。

それでも、ほんの一時香りが良くて、抽出する時によく膨らむのが好きな方は、それを楽しむのが良いと思います。

しかし、コーヒー豆の科学変化を良く理解して焙煎されていれば、焙煎直後よりも2〜3日経ったコーヒーの方がコクも、香りもある、味の変化の少ないコーヒーが淹れられるはずです。

劣化の早さは、焙煎の悪さです。
お家で美味しいコーヒーが淹れられないとしたら、それは正しく焙煎されたコーヒー豆を買っていないから…。それ以外の理由はありません。

さて…、コーヒーの飲み頃の話しには、更に先があります。

コーヒーの賞味期限は、焙煎後1週間です。
と言う方達は、語ることが出来ないお話しです。​



タイトルの通りの、角のない、円やかな味わいのコーヒーが飲める様になるには、どのくらいかかるか?と言うと、

だいたい3週間くらい掛かります。

特にブレンドは、焙煎後1〜2週間は、それぞれの産地が自己主張をしていて味も不安定です。

それぞれの産地の味が落ち着いてきて、味のバランスが良くなるのに、3週間くらいは掛かります。

当然、同じことは、単品焙煎にも言えますが、ブレンドと比べるとたいして気にはなりません。

煎りたての時の様な華やかさには欠けるかもしれませんが、3週間くらい置いた方が、角が取れた円やかなコーヒーになります。

産地特有の香りの華やかさは多少落ち着きますが、香りが完全に消失してしまうわけではありません。香りも味も、全てが穏やかに、渾然一体となった味わいのコーヒーに仕上がっていきます。

その為には、コーヒー豆の科学変化を熟知して、どれだけ正確に焙煎するか…が大切になってきます。

焙煎する人も、正しい焙煎を身につけ、正しい情報を届けられる様に努力して欲しいと思います。