3タテって何?
てことになりそうですね!
美味しいコーヒーの条件だそうです。
煎りたて
挽きたて
淹れたて
もともとお蕎麦の3タテからきています。
挽きたて
打ちたて
茹でたて
美味しいお蕎麦の条件としてこれを出されたら、確かにそうだろなぁと思います。
では、
コーヒーに関してはどうなのかと言うと、僕は無いなぁと思います。
正直に言うと、僕も信じてたんですよ!コーヒーにも3タテがあるってね。ハッキリ言って、恥ずかしい過去です。
先ずは、煎りたて…
煎りたてを焙煎してから何日ぐらいと捉えるかにもよりますよね。
一週間ですか?
10日ですか?
1ヶ月ですか?
そこはちょっと別にして…。
煎りたてじゃなきゃ美味しくないコーヒーって言うのも存在します。僕自身もそういうコーヒーを焼いていた時期があります。
一週間で飲みきれる量の豆を買って!
とか言うのは、日保ちしないような焙煎だからなんじゃないかなぁ?と思います。
とは言え、焙煎豆の鮮度が良いと、ドリップする時の膨らみも良いですし、それだけでも美味しそうには感じますよね?
でも焙煎後、2週間とか1ヶ月で飲めない様な物になるとしたら、それはやっぱり焙煎に問題があるのかなぁと思います。
海外に出店していた、日本のコーヒー店に勤めていた事が有るんですが、当時僕は、その海外の店舗にいて、日本で焙煎した豆を、船便で送ってもらってたんですよ。
おんなじ豆を、日本のお店でも販売してたから、良く飲み比べましたけど、船便で1ヶ月とか掛けて送られてくる豆の方が、絶対に美味しいと思ってましたし、その会社の社長も同じ意見でしたね。
なので煎りたて…を主張する人の中には、煎りたてじゃなきゃ美味しくない物を売っている人もいる…?かもしれないよって事ですね。
次は、挽きたてですね
挽いた時に1番香りが立つので、そういう意味で挽きたてって良いなぁと思うことはあります。
挽いてしまうと空気に触れる面積が増えて、劣化が進むわけですけど…。
煎りたてで、挽きたてなら、ドリップする時には香りも漂って、豆の膨らみも良いから、それだけで美味しそうってなるかもしれないですよね。
またまた、僕の勤めていたコーヒー店の話で申し訳ないですが、翌日使う分のお豆を、前日の夜に挽く…と言うお店がありました。
チャフ(シルバースキン)と呼ばれる薄皮をふるって取り除き、より雑味がないコーヒーを淹れる事にこだわったお店です!
また、挽いた豆は瓶に入れますが、蓋は閉めず軽くのせるだけ…。豆から出るガスが抜けて、コーヒーの味も落ち着いて、しっかりとした味わいになるというこだわりも持っていました。
実際、そこのマスターの淹れるコーヒーは、とても美味しかったですよ!
だから、挽きたてって言うのは、よりコーヒーを美味しく楽しむ為には!って言うもので、別に絶対的な条件じゃないんですよってことです。
最後は、淹れたて…。
抽出したコーヒーをヒーターとかで温め続けてる物と比較しているのでなければ、これは明らかにないです。
淹れたてじゃなきゃ美味しくないコーヒーというのも存在します。そう言うコーヒーを売ってる人達に刷り込まれてます。
冷め切ってしまっても、最後の一口まで美味しいコーヒーが、本当に美味しいコーヒーなんですよ!
冷めてきた時に、渋みを感じたり、口に残る苦味や酸味を感じるのは、焙煎が悪いだけですから!
コーヒーに3タテなんて、本当にありません。自家焙煎珈琲店の話しを全て真に受けないで、あなたの味覚や感性を信じて下さい。
冷めても美味しいコーヒー…、身近にそんなコーヒー店が在ると言うあなたは、本当にラッキーで幸せな人ですよ!
そう言うお店を知っている方は、ぜひそのお店を紹介して、コーヒーを好きな方達に、幸せを分けてあげて下さいね!