小鹿田焼です~その2~ | 花と器~coffee break100のブログ~

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自由な時間ができました。
庭の花木や鉢花の手入れをしたり、
庭の隅にある猫の額ほどの畑で、季節の野菜作りをしています。
四季折々の花を眺め、旅先で買い求めた器でコーヒーを飲むのが、何よりも楽しい時間です。

 4年前、2015年8月、「小鹿田焼の里」訪問。

以前一緒に研修した仲間が、毎年持ち回りで幹事を務め、

その地元に集合して旧交を温めています。

この年は大分県が幹事で、湯布院に集まり楽しい夜をすごしました。

(因みに今年8月は京都の真夏を満喫予定!)

 

翌朝解散後、以前から一度行ってみたかった日田市の「小鹿田焼の里」を訪ねました。

市内でレンタカーを借り、さあ小鹿田へ!

ところが、店員がセットしてくれたカーナビに導かれたのは全く別の場所、「何なんだこれは~!」。

気を取り直して再設定。

しかし今度は、旧道を案内されたらしく、どんどん道が狭くなり、もう完全な山道。

対向車が来ませんようにと祈りながら漸くたどり着きました。

そこには、立派な道路が通り、路線バスもしっかり走ってた(笑)。

                  (道理で対向車が来ない筈だ!)

 

小鹿田焼の技法は、国の重要無形文化財に指定され、

地区全体も「小鹿田焼の里」の名称で重要文化的景観に選定されているそうです。

 

小さな川に沿って、10軒の窯元が点在していました。

それぞれ一子相伝、各窯元の轆轤は2つという決めごとを守り、伝統を受け継いでいるそうです。

川の流水を利用して水車を回し、それにより唐臼で陶土を挽きます。

唐臼の音は「日本の音風景100選」に認定され、

一定のリズムを刻むその音も、「小鹿田焼の里」の大きな魅力です。

 

短い時間を使って、窯元を巡り歩きました。

日用的に使われる什器が中心です。

 

しかし、こんな素敵なものもありました。しかも安い!

 

大儲けをしたような気になりました(笑)。

 

どれも価格が手ごろなので、ついついあれこれ買ってしまい、

もう、覚悟を決めて、というか気が大きくなって、姉や子ども達にまでお土産。

これは我が家。

 

 

大満足の小鹿田焼の旅でした。

 

その時に作った短歌、恥ずかしながら。

・森を抜けたどり着きたる谷間(たにあい)に小鹿田の里の音響きけり
・並び居て轆轤を回す父と子は小鹿田の里で何思うらん

・轆轤ひく小鹿田の父は日盛りにビニールプールの子らと遊べり

 

ところが、2017年7月九州北部豪雨により、

「小鹿田焼の里」も壊滅的な被害を受けたそうです、水車も材料の土も。

 

今はほぼ回復しているのでしょうか・・・・・・。

 

是非またいつかゆっくり歩いてみたいものです。

 

 

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