癌摘出手術について | M子の乳癌日記

M子の乳癌日記

浸潤性乳癌と診断されたので自分の観察日記を始めました

早いもので癌の治療を始めて1年半になります。
今日は血液検査、胸部エックス線撮影、超音波画像検査、心電図検査を受けました。1年間ハーセプチン投与を受けたあと、心臓や肺機能への影響などを調べるようです。ハーセプチンは分子標的薬で、細胞毒の抗ガン剤と違って、心肺に影響がある以外は殆ど副作用が出ないと言われています。でも、私は副作用が無いわけではないと感じています。倦怠感や、なんとなく体調がすぐれない感じの不定愁訴が続いています。半年間の抗ガン剤治療の後遺症かも知れませんが…

私は去年5月に浸潤性乳癌と診断されて、先ず抗ガン剤による化学療法を半年受けてから、左側乳房全摘出及び腋下リンパ郭清手術を受けました。その後の経過は順調ですが、外科手術が本当に必要で有効な治療だったのかはずっと疑問に思っています。

私の癌はとても活発で、5月の連休明けにスイス出張から帰国した翌朝、突然胸に違和感を覚えて感知した硬いシコリは、日に日に大きくなって、癌と診断されてからの全身精密検査が終わる頃には熱を持ち、皮膚表面も赤く腫れていました。

活発な分感受性も高かったのか、化学療法と漢方治療を始めた直ぐに縮み始めて、手術を受ける半年後には殆ど外からはシコリも触れない程に小さくなっていました。

主治医に「もう切らなくていいんじゃないですか?」と何度も聞いたけど、切らねばならぬとのことで、結局手術を受けました。

結果、腫瘍は切除されましたが、抗ガン剤でボロポロになった身体と手術による左上半身の痺れや機能障害が残りました。

本当に手術がベストの選択だったのか、他に選択肢はなかったのか、疑問です。