夜の異常透明 -19ページ目

0403【 そこに心があるなら 始まりを祝おう 】

本の最初の一ページ。

単行本を開くと、
何も書かれていない真っ新なページが
タイトルより先に現れる。
注意してみると、時々色がついていることがある。
文字通り白紙で、真っ白のときもある。

実は、この最初の一ページは、
本をつくる人たちによって
その一冊を表す色が選ばれている。

こんにちは。

学生時代に購入した、
積読しちゃった本の山から
一冊抜き取ってみた。
すると、偶然にも私の手は『舟を編む』を選び取った。

優れた物語かどうかはともかく、
その本は、今の自分にピッタリな一冊だった。
映画かドラマか忘れたけれど、実写化された記憶がある。
物語は、言葉を紡ぐ人、辞書をつくる編集者のお話だ。

こうして偶然のなかに、
小さな楽しみを見い出す余裕が生まれて
世界がぐんと鮮やかに見えるようになった。
頭がどうかしてしまったのかもしれない。

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画像は、新調したブログのトップ画。
3月から始めた、ささやかな趣味、
と言えるかどうか怪しいが、私は文通を始めた。
同時に、ニックネームも「なるみ」を改め「文月」とした。

お世話になった人、ご迷惑をかけた人。
年賀状を返せなかった人へ。

トップ画のようなイメージで、
封筒の宛名書き部分をPCで制作して
コンビニでカラープリント。
白のペンで宛名を書いて、ハサミでちょきちょき。
糊で貼る、という手順を踏む。

文通を始めて感じることは、
一人のために書く、肉筆の文章って
本当に贅沢だなあということ。
そして、忘れた頃に返事が届いていたりして
感動する。

届いた封書はすぐに開けず、
宛名を見たり、差出人を眺めながら
天井に向けて、光に透かしたりして、
前回、何を書いたかのんびり思い出す。

きっと、傍から見たら
後ろ姿でもニヤニヤしているのが分かるくらい
大変気持ち悪い絵だと思う。