自分に合ったスキンケアを。

健康的な爪を育てましょう。


よく聞く言葉ですが、正しいアドバイスができるネイリスト、もしくは美容の専門家はどのくらいいるのだろう?10年前よりは増えたけど、それでも少なめ。


どうしても

「どの化粧品がいいの?」になりがち。


  肌も爪も生い立ちがある



よく見かけるこの図。
基底層から細胞が生まれて有棘層を超えながら栄養を受け取って、顆粒層でしっかり細胞になりつつ
完成したら角層に。

基底層から生まれて垢として排出されるまで、平均して40~45日(昔は28日説があったけど)

基底層から角層までの変化は、外側からは見えないわけで。
何が足りないのか、何が過剰なのかわからずに

「これが効くはず!!」

ていう思い込みで化粧品を擦り込む人もいるけれど
化粧品というのは、健康的な肌や爪を維持するために使うもので、肌や爪を作り替えるものではないのです悲しい


  できあがったものは変えられない

髪も肌も爪も


完成したもの。


あとは、垢として剥がれていくだけ。

パンケーキだって焼きあがったら「もう少し柔らかくしよう」なんて作りかえられないでしょ?

完成したものを食べるしかない。



キレイな肌を作ろうと思ったら、

キレイな爪を作ろうと思ったら、

大切なのは できあがってくる前。



  つくる力は一日ずつ衰える

私たちは1日ずつ老化する。


人生で一番若いのは今。


これを維持するのに役立つのが化粧品。

薬は毎日の日常使いできるものではないわけで、

治ったら使わなくなるもの。

なるべく安全に、私たちが毎日自由に使えるように作られてるのが化粧品口紅香水ブラシ



肌や爪を作ることに関係していることといえば、
食事、睡眠、運動、ホルモンバランス、ストレスコントロール、紫外線etc...

美容の先生が生活コントロールのアドバイスが上手なのは、肌や爪をつくることに必要なのは
「何かを塗る」
ことじゃないと知ってるから。

  例えば女性の肌や爪

生理後は、エストロゲンという女性ホルモンが分泌されているので肌も爪もツヤツヤになりやすい。代謝もしやすいし、気分も上がるから運動も自然と増えるし、食べすぎずに上手に自分をコントロールできるニコニコ


でも、生理前のプロゲステロンに切り替わると全く真逆のことに……不安


どのタイミングでスキンケアやネイルケアにいらしてくださっているかによって、
アドバイスもご提案する施術も変わりますよねキョロキョロ


  肌も爪も油が大切だけれど

肌も爪も私たちの脂肪が含まれているし、

水分の蒸発を防ぐためにも油分の塗布が大切であることは間違いないのだけれど、

化粧品成分は栄養じゃないのよねショボーン


化粧品成分に含まれるであろうビタミンなどを

肌や爪から吸収して健康になるなんてできないわけですネガティブ


私たちは、口から栄養を入れて胃などで分解し腸から吸収しないと栄養にならない生き物。


食べるものと塗布するものをしっかり理解して、

お客様の生活習慣や好き嫌いにも合わせてアドバイスできてこそ。



  マッサージならリンパの理解


ハンドマッサージも手首下だけじゃ、浮腫みなどはスッキリせず。

リンパ液をキレイにするリンパ節は肘にあるし、

心臓より低い位置でハンドマッサージしても効果は低めであることはみんな気づいてるはず。

美容の専門職として、マニアックに知識を追求するのってすごく楽しいし、理論がわかるとお客様への提案の幅がぐぐ~っっと広がります。



  ANSEMの受講生たち

なんでこんなブログを突然書いたかというと、今日の講座での受講生たちがすごく面白かったから笑い泣き


とにかく突き詰めたい。


の勉強欲がすごいなーて実感したから。

仕事にプロ意識をもって、理論を突き詰めて技術に活かしていくその姿勢は、全てがお客様に(もしくは生徒さんに)還元されるわけで。


最高のものをご提供したい。


その気持ちは、お客様や生徒さんにしっかり伝わるはず。



プロだからこそ、いい加減な知識でやりたくない。

疑問を疑問のままにしたくない。

その気持ちすごくわかるなぁーとしみじみ思ったのでした。



20年前の私も同じことを思いながら、

ピ~ヒャララ ピー ピピピー 

とスピード遅いインターネットでいろいろ調べてたよ。



「爪は爪母から生えてくるって書いてあるのに、何を得て失ってどう細胞変化してどの方向にどう作られてくるねん!!どこにも書いてないのなんで!!」

て怒りながら笑い泣き