消費者を賢くするな
てときどき言われるから、いつも思う素朴な疑問なんだけど、美容に関する広告の決まりを知ったら、商品って売れなくなるの???
今日のブログは独り言なんですけどね。
化粧品でシミを消したりできないし、
化粧品が防げるのは「日焼けによる」シミそばかすだし、
巻き爪を「矯正する」なんてできないし、
有棘層でもあるネイルベッドが出てる爪を
ネイリストの判断のみで施術したら危険なんだし、
箱に入れるだけで無菌室ができてコスメが除菌・消毒できるなら、無菌室待ちの患者さんがいる病院は困ってないよね。
ちょっとネットでググって調べればわかることを、
嘘をついて信じてもらえなくなったら
ますます売れなくなるわけで。
シミを薄くしたいなら、予防しながら排出しなきゃいけないから化粧品は有効なわけだけど、
同時にシミができる原因も気をつけないと、またできちゃうよね。
化粧品が真皮層まで効果を及ぼすものもあるだろうけど、万人に安全である を会社が保証するの難しいよね。
巻き爪の原因すらわからないものを、
爪だけ動かして矯正はできないよね。
歯科矯正だってとんでもなく大変なのに
消費者が「化粧品でシミ消える」とか「シワ消える」と誤解してる人がいるから、
良さそうなこと言えばその1本が売れるのはわかるんだけど、体感できなければ続かなくない???
「ホント」というか「商品の良さ」を知ってもらうことや、ブランドのファンになってもらうことで
商品は買われていきリピートされるんじゃないの?
過去の記憶
母親が化粧品のニュースに怒って(内容はよく覚えてないけど大きなニュース)そこの化粧品買わなくなったの覚えてる。
しばらく週刊誌でも騒がれてた記憶。
ネイルスクールの通信講座が始まった時代のころ、逮捕者が出て、ネイリスト協会の人ではなかったのにネイリスト協会が会見したのも覚えてる。
夕方のニュースでも騒ぎになったよ。
ドモホルンリンクルさんの大量返品については、社長さんが過去の反省として話すほど有名だよね。
ほんの一瞬、信用を失っただけで、
信頼を取り戻すのにもイメージを消すにも何年もかかるのをたくさん見てるからこそ、信頼って大切だと思うんだけどなぁ
いや、人間がやってるんだから100%間違えないなんて無理だけど。
売れる・売れない
嘘だとわかってて、
ダメだと知ってて嘘をつくかどうかは、法律で縛れない「人間性」の部分なんだと思う。
嘘をつくことを止められないから「規則」ができるんだと思うけど、美容業界に限らず
大手メーカーさんたちって売れてるよね?
大手という信頼の元、
規則を作りつつ、守りつつ、業界の見本になりつつも規則だらけにならないように業界を代表して交渉しつつ。
大手だって元から大手だったわけじゃないわけで、失敗したり訂正したりしながら
消費者の信頼を得ながら大手になってきたわけで、嘘だけつきまくって大手になったわけじゃないと思うんだよね。
消費者ってそんなに愚かでは無いと思ってるんだけどどう?
もちろん、資本力の差だってあるけど、
いや、資本力の差しかない気もするけど。笑
でも、資本だって最初からあったわけでもなく、
資本力あっても売れなきゃ結局続かないわけで、
続かなかったところもたくさん見てきてるからこそ、最終的には
お客様を大切にすること
に陸続きだと思うんだよね。
物が売れなくなるから、消費者を賢くするな
ていうのは、
あまりにも消費者として悲しいなと思うんだな。
みんなが何かの消費者であり騙されるのは嫌なのに、自分が売るときは嘘をつくって当たり前のことなんだろうか?
知らない間に嘘をついてしまってる場合はさておき、知ってて嘘をつくって悲しいことだな。
個人の見解ですけどね
といっても、ここは個人ブログなので個人の見解です
そりゃー売れたほうがいいよね。いろんなもの。
だけど、自分の信念を曲げてまで売りたいものはないなぁ……
良いと思ったもの、
すごいと思ったものは
すごく良いのよこれ!!!!
てなるべく伝えたいし、売らなきゃいけないものは売らなきゃいけないだろうけど、
嘘だとわかってて嘘をついて売るのはなんかできないな。
売らなきゃ生活できない。
それも一理ある。
だけど、嘘をついて物を売ってる人って結局続かないから売ってるものをコロコロ変えてるイメージ。
ま、私が甘ちゃんなのかもしれませんけどね
それでも、私は私を信頼してくれている人たちを第一に進もうと思います。
売れるなら、売れるだけ売りたい気持ちはわかる。
じゃなきゃ、やっていけない気持ちもわかる。でも、
ANSEMで学べばあなたも世界一
ANSEMで学んだあなたは輝ける
なーんて嘘ついてまで売りたい気持ちはわからない。
私は甘ちゃんなので人として守りたいものが
ありすぎるのかもしれません。
できないものはできないのだからしかたないですね。笑
今日、すごくよい一言を聞いたよ。
絶望は愚か者の答え
ガッカリすることは山ほどあるけれど、
まだまだ絶望したことはないし、
自分の信念と小さな幸せを胸に
明日もステキな一日にしようと思うのでした
広告の知識、知ってもらうほうが良いでしょう。
だって、真摯にお客様に向き合ってる会社さんは得しかないし、そんなメーカーを知れるなら消費者だって得しかないもの。