ANSEMの講師陣、そして受講生にはいち早くお知らせしましたが、厚生労働省と日本呼吸器学会からパルスオキシメーターの注意点が告知されています。

 

 

これから、自宅でパルスオキシメーターを使う方が増えること、そして数値の僅かなズレが入院判断の大きな分岐点になることをふまえて、

 

なるべく正しい数値を測れるように

 

必要な知識です。

 

 

ネイルをするな

ということではありません。

 

 

・濃厚接触者になった際

・発熱の際

・体調がおかしいと感じるとき

 

動けるうちに、数本でいいからマニキュアやジェルネイルを外しておいてください。

 

ネイリストの皆さんは

 

・外しやすいデザインをいくつかつくる

・爪を傷めない外し方を伝える

 

を徹底しておきましょう。
 

 
 

 

元救急医療看護師のネイリスト、あいこ先生も注意喚起してくれていますが、爪の長さもポイント。

 

 

体調不良の際は、アセトンを買いに行くのも辛いし、どこのネイルサロンも予約を受け付けることができません。

出張サロンもできません。

除光液やアセトンの用意は必ずしておいてくださいね。

 

 

パルスオキシメーターの問題は去年もありましたね。
 

 
 

 
 
去年、この投稿をしたとき、
 
・耳でも測れる
・足の親指でも測れる
・パルスオキシメーターが測れるジェルネイルもある
 
 
なんて声があると聞いて、本当に驚いたことを覚えています。
あの頃、現場の方たちは、薬もワクチンも治療法もない中、文字通り命をかけて誰かの命を救うことに必死になっていたのに。
 
 
家族へ感染させないように家にも帰らず、
子どもに泣かれてもテレビ電話で我慢して、
寝る間も惜しんで仕事をしてくれているのに、
現場にあるかわからない機材の名前を並べて
「耳で測れる」
なんて、本気で言ってるのかな?と疑問に思いました。
 
 
ジェルネイルがなんのことかすらわからない方が多いのに、パルスオキシメーターの測れるジェルネイルの名前を教えても、
現場の方は見ただけじゃわかりません。
 
 
マニキュアなのかジェルネイルなのかなんて、
考える時間だって惜しい。
そりゃ、瞬間の判断でメスで剥がしますよねえーん
 
自分が救急にかかったことがあるとか、
もしくは、救急医療に従事したことがある方じゃないと「一瞬の迷いや判断が全てを遅らせる」ということって、
なかなか想像し難いことなのかもしれません。
 
 
都会にいると、地方の医療機材が豊富ではないことも忘れがちかもしれません。
 
 
家族が救急に運ばれたとき、
先生方は明らかにスーパー急いでるのに、
それでも「なにやってんの!!!!早くして!!」て思う気持ちって、なかなか想像しにくいのかもしれません。
 

 

数分の遅れが命に関わる事態って毎日絶えず起こっています。

 

 

誰かの命に関わるパルスオキシメーター。

これからは、医学知識のない方が手探りで使うことが増えることでしょう。

 

 

マニキュアなんて塗ってるから!!なんて、言われてしまうのは悲しい。
そう思っているネイリストがたくさんいます。


 

ネイルってQOLをあげるのに重要な役割があるし、

セラピーにも使われるし、

なにより、咬爪症や自傷行為による爪を剥がすような行為などにも大きな役割があるのです。

 

 


今は、せめて病床が落ち着くまでは、

体調不良の際はマニキュアやジェルネイルを数本でいいので外しておいてください。
 
 
 
そして、私たちネイリストは
責任をもってお客様の指先をお預かりしているのだから、伝えるべきこともきちんと伝えましょう。
 
それがプロの責任だと思うんだよね。
 
 
「そんなことネイリストさん言ってなかった!!」
なんて病床で言われたら悲しいと思うのは、私だけ……?えーん

 

 

 

早く世界が落ちついて、

何も難しいことを考えずにネイルできる日が待ち遠しい。いつか「そんなことあったよね」て話せる日が待ち遠しいです。

 

 

 

ネイル業界の威信にかけて、

そして、業界全体の信頼性をより強固にするためにも

 

「体調悪いときはネイル外してね」

 

を声を大にして叫びたい。


 

そして「用意はしてたけど、杞憂に終わったわ」ていう方がほとんどでありますように。

心から祈ってます。