本日の肌育成ポイント
『楽しいが一番の美容法』

肌育成スペシャリストの川上愛子ですOK


昨日、夫から「母の日用届いた」と写真が送られてきました照れラブラブ
楽しみに帰宅したら息子に食べられてました笑い泣き

ちょっと!笑
代わりになんか買ってもらおう。


今日は、暫くはなりを潜めていた「悪徳広告」の話題です。
最近、私の周りではホットワード炎


きちんと学んだネイリストさんが増えてきているので「これは違反広告ですよね?」という質問が届きます。
みんなエラいグッキラキラ
お客様に販売するにあたって、違反広告をしているような会社のものを販売したくないもんね!

それでは、美容好きや美容業がうっかりつられて買いそうになる
化粧品広告のよくあるワードを見てみましょー爆笑



①本当は薬に使われている成分で作っている

薬に使われている成分はいっぱいありますね。ビタミンCとか。
化粧品成分にして配合すればいいのでは??
「薬に使われている成分」という言葉で
「効きそう」なイメージを持たせたいと思うのですが、薬に使われている成分を配合しているメーカーは山ほどあります。




②化粧品成分として認可できなかったから雑貨として販売してる

成分は申請だけですよ。
「化粧品成分として認可されない」の意味は??
INCI名がないってことかな??

それなら、INCI(国際命名法委員会)に申請すれば、化粧品成分として申請できます。



ちなみに、雑貨であっても

人体に使用することを前提としたもの

は医薬品医療機器等法に準じます。
「雑貨の化粧品だから化粧品の効果効能を逸脱してもいい」とか
「雑貨の化粧品だから全成分表示しなくていい」なんてことはないのであしからず。

そもそも「雑貨の化粧品」てなんやねん。
化粧品は「化粧品」であるべき。



③有名な先生が開発した
(関わっている)

化粧品は誰が開発しても効果効能の範囲は決められています。
雑貨の化粧品??とやらも同じです。
エラい人が開発したからって
薬みたいに効いていいわけではないです。


効果は緩やかであること

化粧品であろうと薬用化粧品であろうと
これは決まりです。
お医者様や国会議員やノーベル賞受賞者が開発していようと、決まりです。
すぐに効果を発揮してはいけません。



④今まで治らなかった肌荒れも治った

薬ならいいと思いますおねがい
でも、化粧品で「肌質が変わった」「アトピー性皮膚炎が治った」はできません。 

ちなみに

・シワが消えた
・くすみが消えた
・ハリが戻った

ももちろんダメです。
化粧品の効果効能は、
厚生労働省が認可したもの以外は基本的に

角層まで。

シワの場合は「乾燥性の小ジワ」が角層に現れるものです。
角層の乾燥によるくすみとかね。
「角層に現れるもの」は化粧品でも訴求できます。


それより下の有棘層や基底層、真皮層に現れる
シミ、シワ、くすみや肌の病気への効果はの効果効能です。


だから、そういった効果を持つ成分は
厚生労働省がエビデンスを確認しています。
厚生労働省が確認したものであっても、
化粧品や薬用化粧品で販売する限りは「緩やかな効果」です。


すぐに効いたり、病気を治すものは薬です。


アトピー性皮膚炎に化粧品で言及するなんて
もってのほか!!!
困ってる人は藁をも掴む想いでいるのに
とんでもないですショボーン


だから、化粧品はよく

※角層まで※

が書いてあります。



⑤どんな化粧品も合わなかった人が、これでピチピチ肌になった!

それは「その人の場合は」です。
化粧品はたくさんの人が気軽に買って試せるところが1番の魅力キラキラキラキラ



薬のような効果を持たせると副反応の懸念があるので
副反応の懸念がなるべく少ないことを考慮して作られています。 

だから、緩やかな効果 になる。


「化粧品は効かない」のではないのです。 


もう一度言います。
化粧品は効かないわけではない
のです。


緩やかな効果があるので、使い続けてみるのが大切なのです。
「どのくらいの期間使えばいいの?」と思いがちですが、 
それこそ、その肌によります。
個人の体質も肌質も様々だから。


「〇ヵ月くらいで効いてきます」と効果を断定できるのは、化粧品ではなく薬のお仕事です。


数ヶ月で効果を感じたり
数年経っても効果を感じなかったり。


だからこそ、赤みや痒みが出るものはすぐに使用を中止すべきキョロキョロ

そういった問題なく使えるなら、2週間で「効かない!」と次を試すより
「どのくらいで効果を実感できるかな?」と使い続けてみることが大切。


自分でリミットを決めておくといいかもしれないですねおねがい
「半年経っても効果を実感できないなら次のを買ってみよう」みたいな。


だからこそ、美容が好きで化粧品が好きなら肌の知識が必要になってきます。


美容のプロならなおさらですね照れ


「肌質」や「体質」をある程度理解しないと
医療じゃなければすぐに消えないものに大金をつぎ込みがちになりますアセアセ


その、「医療じゃなければすぐに消えないもの」こそ、私たちが絶対に消したいものだ!
深いシワとか肝斑とか(笑)笑い泣き


情報化社会になってきたからこそ、
嘘なのかホントなのか悩むことが多いですが、
多くの情報から確かなものを選ぶためには知識が必要ですし、
やっぱり消費者も賢くなろう
正しいなーと思います。


美容に限らず、衣服や医療もそうですよね。
セカンドオピニオン大切。


美容もプロになるほどは学ばなくていいから、
「少し知っておく」と楽です。

一般の人向けの簡単講座やろうかな(笑)