この映画の場面、随所に
「波止場」のマーロン・ブランドや、「カサブランカ」のハンフリー・ボガード、
「スティング」のポール・ニューマンが出て(登場)きても、なんら不思議のない感覚を覚えました。(私、単純だから?)
海右衛門(ショーケン)、路上パフォーマンスを始めた頃はブルースマンの誘い(セッション)を訝っていたのに…
終盤。傷だらけの心に救済を求めたのか…
自ら、ブルースマンたちが演奏しているところに出向き、「浪花節」で加わります。(セッション)
ああ、時間が短い。
もっと観ていたい、聴いていたい。最高!!!
シェルターチックな背景(作り)、シチュエーションもGREAT!
特に、海右衛門の歌い出しの声。
何度聴いても、たまらん♪
浪花節とブルースの一体化…(聴けたことが嬉しい♪)
こんな場面では、なおのことDVDで観たいと思う。巻き戻しができる。
路上パフォーマンス…
振り向きざまに見せる、ショーケン・チャップリンの憂いを帯びた眼差しが、切ない。
“TO BE OR NOT TO BE…”
何度でも観たいパフォーマンス。
チャップリンの有名な劇中シーンをパロっていたり…
ドアに突撃シーンも傑作!
思わぬ出来事からの喪失感…と、暮らし向きも貧窮ドン底の海右衛門。
微笑み、ユーモアの中にペーソスが滲む。
映画「妹の恋人」のジョニー・デップのチャップリンも素晴らしいけど、海右衛門(ショーケン)のほうが巧いンじゃないかなぁ~(^-^;
リリアン
(海右衛門を“侍”と慕い、なさぬ仲に)
“He has to be my SAMURAI.”
(記事内容とアップした画像は、必ずしも一致していません)
アメリカ女性を真似て(憧れ)洋装に身を包んだ小染。ご満悦そうに街中を闊歩する場面があるんです。
ひとり、ひっそり佇む黒人女性が、黒人霊歌を口ずさんでいます。
(彼女は、小染の姿をどんな思いで見つめているんだろう…)。
この曲がなかなか良い。
耳に馴染んだ曲のような…。(´・ω・`)?
歌詞を頼りに調べてみました。
「Nobody Knows The Trouble I've Seen」です。
サム・クックやサッチモ、他がアレンジを変え歌っておられますが、この映画ではマヘリア・ジャクソン(Mahalia Jackson)さんバージョンに近いのかな?
海右衛門の浪花節は、アメリカ・インディアン「シャイアン族の悲劇」が語られています。
私には、自分たち(日本人移民)の悲劇と重ね合わせているように思えました。
海右衛門(ショーケン)とガン鉄(ジュリー)
アル・カポネ事務所での、横顔ズームアップのツーショットが美しい。
私が撮しているガン鉄、画面が暗くてごめんなさい。
ジュリーさんが、馬で駆けるシーンも観られます。
その直後に、バンバン!と銃撃シーンがあるのですが、ガン鉄の両腕が一瞬、変な所から出ているように見えた。マジックみたいに…。
私の錯覚かなぁ~?(・_・;?
カポネ大いに つづく