浪花節を語る、唸る桃中軒海右衛門(ｼｮｰｹﾝ)のパフォーマンス、エンターテイメントが素晴らしい♪
小染(田中裕子さん)
愛らしさ、妖艶さ、気っ風の良さに、逞しさも持ち合わせ、しかも甘え上手。
女の鏡か!?
男心を惑わす女…。
画面の作りがユニーク
楽しいﾟ+｡(*′∇｀)｡+ﾟ
大道具さん(美術)、お疲れさまです。
映画「スティング」を思い出すテイストがあったり…
劇中、アメリカでのロケは一切ないとのことですが
それを逆手に取ったような
レトロチックな手作り感、面白いアングルの画面構成・絵面、だまし絵的な「鏡」の効果、見る者のスキを突く人物の登場の仕方、配置…などなど、次々に繰り出すキテレツなカット、飽きさせないし、美的ワンダーランド。
我が家のリモコンは老朽化のため、今や無用の長物に(もしくはオーディオ界の歴史的遺産)。…のため、あっ、今のシーンをもう１度観たい…と思っても成すすべはなく、
画像を撮るにも、ストップができないので、タイミングを逃してばかり。
映像は容赦なく流れていきます。
「再生」だけは、テレビで出来ます(できていました)。
私は、シンガーとしてのショーケンさんも好きだから、この映画に関しては、特に偏った見方をしている可能性が大きいのですが…
だって「浪花節」が、聴かせますもﾝ！
唄い出すタイミングも絶妙です。意表を突きます。
カッコいいです。
ミュージカル要素たっぷり、サービス精神旺盛な作品です。
私的。あえて難点を上げるなら、見処だらけでクライマックスと呼べるシーンがないこと。
「急に…、寒くなりました」(小染)←憎いねぇ、姐さん！
ショーケンさん。田中裕子さんとの絡み具合がバッチリ。
ガン鉄は孤独な匂いがします。
何度か観ていくうちに、ガン鉄のルーツを知りたい欲求にもかられた。
日系人として、色んな苦労を乗り越えて来たのだろう…と。
ああ～、ガン鉄ぅ～！美しい顔が…可哀想に…
いつの間にか、ガン鉄にも感情移入していました。
阿鼻叫喚の地獄なり……右や左に 逃げ 逃げ ｱｯ 逃げ…ｱｯ 逃げ…ｱｯ 逃げ…ワルツ、ジャズにチャールストンがあったりと…嬉しくなっちゃう
思わず体がスイングします。ﾟ+｡(*′∇｀)｡+ﾟ
以前“ゆうちゅうぶ”に上がっていた、メリーゴーランド前での「河内音頭」。
「ナニワ・ブルース・シンガー！」(←ここでは、浪曲師のこと）
ジュリー･ロールを口にすりゃ ハッピー気分に なるはぁあぁあぁずぅうぅ～
アル・カポネはチャック･ウィルソン。
海右衛門のガールフレンド(ﾘﾘｱﾝ)役の女優さんも可愛くて、良いし
その他、日本・外国の俳優さん多数。皆さん、違和感なく映画に溶け込んでいます。
古い時代のアメリカの空気を感じます。
うまく言えないけれど…
カポネ大いに つづく