コットンとはデニムを織る糸の原材料となる綿のこと。熱帯、亜熱帯に位置する80ヶ国以上で生産されており、初めて栽培されたのは4000年前のインドとされている。花が枯れた後にできる実が熟して白いわたが出てくるが、これがコットンボールと呼ばれる綿花。この綿花から種子を取り除いたモノが原綿として集められ、紡績工場で糸へと加工される。
コインポケットとはフロントの右ポケット部に施された小さなポケットのこと。当初は懐中時計を収納するために考案されたためウォッチポケットと呼ばれていたがリストウォッチの普及と共にコインポケットと呼び名が変わった。ジーンズの原型であるリーバイスの501では1890年にウォッチポケット、1905年にバックポケットをふたつにすつろいう順番で5ポケットスタイルが完成された。
コアヤーンとはポリエステル糸の使用はジーンズの強度を増したが、インディゴとの馴染みの部分では綿糸にはかなわない。そこで開発されたのがコアヤーン。これは糸の表面に綿糸、芯の部分にポリエステルフィラメントを使用するという画期的な手法。ストーンウォッシュなどの洗い加工の発達が生んだ糸といえる。
オフセットセンターループとはヒップライン中央のダブルステッチ縫製部を避けてつけられた最後部のベルトループのこと。生地が重なり厚地になった部分を避けて縫製することで生産効率化を目指した仕様とも言われる。縫製技術の発達により現在では、ヴィンテージ・タイプ以外のジーンズでは見ることのできない仕様。
インターロックとは両耳付きの割縫い、片耳付きの割縫い、そして耳なしの割縫いの次に生まれた縫製仕様。生地を合わせ縫いし生地端を割らずに、かがり縫いする方法で、広幅デニムの普及と共に大量生産を可能にした縫製方法。
アーキュエイトステッチとは本来はバックポケットの補強布を縫い付けるためにリーバイスが考案した弓形のステッチング。当て布が不要になってからも類似品と差別化するために残されたディテールで、1943年に商標権を取得。
アタリとはジーンズの場合、こすれて白くなった部分、または白くこすれた部分と濃く残った部分のコントラストをいう。裾やアウトシームに出やすい。アタリの解釈は人によって違う。繊維業界から古着業界まで幅広く使われている。