ファッションに同義であるが、(1)オート・クチュールのハイ・ファッションのように、よりグレード感をあたえるファッションに対するよび名、(2)デザイナーが打ち出した新しい作品に対するよび名などに使い分けされる場合もある。
60年代の初め、ロンドンにあらわれた「モッズ」とよばれる若者たちのファッション。テッズ(テディ・ルック)に次いで登場した風俗で、音楽やファッションの好みに独特のスタイルをもつ。モッズの名は彼らが愛聴するモダン・ジャズから、あるいは自らをモダニストと称したことに由来するとされる。そのファッションは、リーバイスのジーンズ、ポロ・シャツに丈の長い3つボタンのジャケット、アメリカ軍払い下げのパーカをはおり、足元はデザート・ブーツというスタイルに代表され、これにイタリア製の装飾過多なスクーターを乗り回すことがトレードマークとされた。いまでいえば「くずしアイビー」のスタイルであるが、当時としてはこのようなアイテムや着こなしはかなり奇異なものであった。
モッズ・ルックを代表するアイテムの一つ。代表的なものは、アメリカ陸軍が用いたアウトドア・コート(フィールド・コートの上に着るパーカー)のモディファイド(修正)タイプ。フード付き、ドローストリング式のウエスト、ファスナーとスナップの併用などのデザインが特徴で、'60年代にはモッズ・パーカとよばれて愛用されていた。
'60年代半ばに台頭したモッズ・ルックに見られる帽子。ダッチ・ボーイ・キャップをもとにつくられた帽子で、ちょうど日本の学生帽に似て、しっかりとした目庇(まびさし)と柔らかなクラウンを特徴とする。フェルトやコーデュロイなどでつくられ、派手な色使いのものが多い。山の部分をはいで、ふくらみをつけた、カスケットに似たものも見られ、男女共に用いられた。
モックとは、「まねる」という意味で、一見ツーピース・スーツに見えるワンピース・ドレスをいう。
モックは「まがいの、にせの」という意味で、見せかけのタートルネックをいう。折り返しがなく、身頃とは別のゴム編がタートルネックのように高く付けられているもの。狭義のハイ・ネックよりは高いのが特徴で、Tネックということもある。
和名は苔瑪瑙(こけめのう)。半透明で様々な色合いのインクルージョンを含み、それらが苔、羊歯(しだ)、木の葉、樹木のように配列しているカルセドニーをいう。樹木の模様のものを特にデンドリティック・アゲート〔dendritic agate〕という。
同じ太さの2本の異なった色の単糸を撚り合わせたもので、からみ糸ともいう。
インディアン・モカシンともいう。元来は北米インディアンが履いた、ヒール部分のないスリッポン式の短靴や長靴を総称したが、その形態や製法も指す。主に底から脇までを柔らかい1枚革で包むようにつくり、甲部にU字形の革をかぶせ、その縁を革紐ではぎ合わせた民芸品的な浅靴が代表的で、甲部にカラフルなビーズや刺繍飾りを施したものが多い。現在では、甲にU字形のはぎ合わせのあるカジュアル・シューズを広くこうよぶ。なお、モカシンには、ノルウェー式のノルウィージャン・モカシンもある。
モウニングは「悲嘆、喪、服喪期間」の意で、喪に服していることをあらわすために用いる黒の半透明の長いベールのこと。ニノンとよばれるオーガンジーに似た張りのあるシルク地やチュールなどでつくられ、黒の紗(しゃ)で縁取られる。縁取りの幅は近親者ほど広く、遠いものほど狭くするのが原則とされる。