手袋
楽しみにしてた食事なのに何でこんなに足が重いんだろ
着て行く服を選んでメイクして…
年末で賑わう街並をすり抜けて進むほどにあたしが望んでる場所から遠のいて行く気がして胸が痛い
どんなイルミネーションを見つけてもすぐに浮かぶのはYの事で…
こんなあたしじゃダメだ
気になる人と遊んで楽しんで心の中にYが居ればそれでよかったのに
急に冷え込んだ気まぐれな冬とカップルの笑い声があたしを欲張りにする
いつでも思い出せる君の笑顔が今隣に居て欲しいと思う
人混みは恥ずかしいから手を繋げないと言った君 の温かい手を思い出して立ち止まる
あたしの手袋は君の代わりにはならない