お母さんは、喜んで涙を流していたと思う。
お父さんはそれを見て嬉しそうにお母さんの頭を撫でていた。
お兄ちゃんは恥ずかしそうに鼻っつらをかく。
もちろん僕たちがプレゼントなんて用意できるわけでもなく、お父さんがほとんどのお金を出してくれて、僕たちはほんのちょこっとだけだったけど・・・。
それでもお母さんに喜んでもらえて、とてもよかったと思う。
そういえば一昨日の夜に、お父さんに対してお兄ちゃんが言ってたこと・・・。
「どうせだったら、二人で行ってきなよ、温泉旅行。せっかくの結婚記念日でしょ?僕らは別に二日間ぐらい大丈夫だからさ。」
「でも、大丈夫か?別に変なところで気を遣わなくてもいいんだぞ?みんなで楽しめばいい。二人だけ残して母さんが手放しで、・・・何も考えないで楽しめるかって考えると、どうかと思うんだがな・・・。」
「大丈夫だって。それに部活の練習もあるし、宿題だってあるよ。ご飯とか別に大丈夫だし、ぜんぜん心配ない。ワタルの面倒だってちゃんと見るってほんと。」
結局お父さんを説得したお兄ちゃんの案により、僕たち二人は留守番することになった。
ほんとは僕も行きたかったんだけどなぁ・・・。
最後までお父さんは少し心配していたし、僕自身大丈夫かなと思ったけど、今になってみれば案外大丈夫みたいだ。
今朝、お父さんとお母さんが車で出かけ、それと同時にお兄ちゃんも部活に行った。
僕はと言えば、昼過ぎくらいに友達を家に呼んで、大ゲーム大会を始めようとしてるところだった。
ある友達にお菓子を持ってきてもらい、またある友達には昼ごはんのハンバーガーを買ってきてもらったりする。
僕はもちろん、ゲームの設定を着々と進めている。
宿題は昨日の夜、お父さんが帰ってきてお母さんに記念日旅行をプレゼントする前に終わらせた。
だから今日は気兼ねなく遊べるのだ。
明日は朝から少年野球の練習がある。
だからなおさら、遊ぶんなら今日しかない!!
インターホンが鳴り、友達の到着を知らせる。
「菓子持ってきたぜぇ~。」
「適当にメシ買ってきた。ポテトはいつもみたく、みんなのを一箇所にぶちまけて一つの山にするんでいいだろ?」
それぞれの袋をガサガサさせて笑顔で門の前に立つ二人の男子。
僕はすぐに迎えに出て、大量のお菓子のひとつをもってやる。
「今日お前んとこの兄貴は?」
「ああ、兄ちゃんなら中学の部活に行ってるよ。たぶん今日は一日練習だと思う。」
お兄ちゃんは今年からあがった中学で、サッカー部に入った。
小学生のころから僕とは違いサッカーをしていたから、まあそうするだろうなと思っていたが・・・。
練習は、案の定きついらしい。
いつもフラフラしながら帰ってきて、ベッドの上にダイブする。
ちょっとやりすぎたかなってくらいがいいんだよ、って言いながら、次の瞬間には寝息を立てて、それをするたびに、着がえてご飯食べてからとりあえず寝なさい、とお母さんにおこられている。
悪態をつきながらも、制服を脱いで着がえるところは、まだ世に言う“反抗期”にはなっていないのだろう。
僕が友達二人を招き入れた後、もらったお菓子を台所に持っていき、冷蔵庫の中にあったペットボトルのジュースをテーブルに持ってくると、大ゲーム大会が始まった。
・・・と、対戦もののソフトを起動したときに、再びインターホンが来客があることを知らせた。
お父さんはそれを見て嬉しそうにお母さんの頭を撫でていた。
お兄ちゃんは恥ずかしそうに鼻っつらをかく。
もちろん僕たちがプレゼントなんて用意できるわけでもなく、お父さんがほとんどのお金を出してくれて、僕たちはほんのちょこっとだけだったけど・・・。
それでもお母さんに喜んでもらえて、とてもよかったと思う。
そういえば一昨日の夜に、お父さんに対してお兄ちゃんが言ってたこと・・・。
「どうせだったら、二人で行ってきなよ、温泉旅行。せっかくの結婚記念日でしょ?僕らは別に二日間ぐらい大丈夫だからさ。」
「でも、大丈夫か?別に変なところで気を遣わなくてもいいんだぞ?みんなで楽しめばいい。二人だけ残して母さんが手放しで、・・・何も考えないで楽しめるかって考えると、どうかと思うんだがな・・・。」
「大丈夫だって。それに部活の練習もあるし、宿題だってあるよ。ご飯とか別に大丈夫だし、ぜんぜん心配ない。ワタルの面倒だってちゃんと見るってほんと。」
結局お父さんを説得したお兄ちゃんの案により、僕たち二人は留守番することになった。
ほんとは僕も行きたかったんだけどなぁ・・・。
最後までお父さんは少し心配していたし、僕自身大丈夫かなと思ったけど、今になってみれば案外大丈夫みたいだ。
今朝、お父さんとお母さんが車で出かけ、それと同時にお兄ちゃんも部活に行った。
僕はと言えば、昼過ぎくらいに友達を家に呼んで、大ゲーム大会を始めようとしてるところだった。
ある友達にお菓子を持ってきてもらい、またある友達には昼ごはんのハンバーガーを買ってきてもらったりする。
僕はもちろん、ゲームの設定を着々と進めている。
宿題は昨日の夜、お父さんが帰ってきてお母さんに記念日旅行をプレゼントする前に終わらせた。
だから今日は気兼ねなく遊べるのだ。
明日は朝から少年野球の練習がある。
だからなおさら、遊ぶんなら今日しかない!!
インターホンが鳴り、友達の到着を知らせる。
「菓子持ってきたぜぇ~。」
「適当にメシ買ってきた。ポテトはいつもみたく、みんなのを一箇所にぶちまけて一つの山にするんでいいだろ?」
それぞれの袋をガサガサさせて笑顔で門の前に立つ二人の男子。
僕はすぐに迎えに出て、大量のお菓子のひとつをもってやる。
「今日お前んとこの兄貴は?」
「ああ、兄ちゃんなら中学の部活に行ってるよ。たぶん今日は一日練習だと思う。」
お兄ちゃんは今年からあがった中学で、サッカー部に入った。
小学生のころから僕とは違いサッカーをしていたから、まあそうするだろうなと思っていたが・・・。
練習は、案の定きついらしい。
いつもフラフラしながら帰ってきて、ベッドの上にダイブする。
ちょっとやりすぎたかなってくらいがいいんだよ、って言いながら、次の瞬間には寝息を立てて、それをするたびに、着がえてご飯食べてからとりあえず寝なさい、とお母さんにおこられている。
悪態をつきながらも、制服を脱いで着がえるところは、まだ世に言う“反抗期”にはなっていないのだろう。
僕が友達二人を招き入れた後、もらったお菓子を台所に持っていき、冷蔵庫の中にあったペットボトルのジュースをテーブルに持ってくると、大ゲーム大会が始まった。
・・・と、対戦もののソフトを起動したときに、再びインターホンが来客があることを知らせた。