こんにちは、ないとめあです。

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■ 現在の原油価格は想定以上の水準

3月15日(日)時点の原油価格 EIA Bloomberg
・WTI先物:$98.71(+3.11%)、日中高値$99.32
・ブレント先物:$103.14、日中高値$103.95


ブレントはすでに$100の大台を突破した状態で週明けを迎える。
 
 Bloomberg 3/13 3月9日(月)にWTIが週間騰落率で史上最大の+35.6%を記録。ブレントは$108.20まで急騰し、52週高値は$119.50に達した。また、イランはホルムズ海峡を引き続き実効封鎖する方針を表明し、投資家は今後の混乱に備えている。
 
EIA(米エネルギー省)の公式見解(3/10発表
EIA STEO 2026年3月 全文PDF
 ホルムズ海峡の輸送量低下と中東産油量の急減を受け、EIAはブレントについて今後2ヶ月間は$95以上を維持すると予測。3月9日のブレント終値は年初来+50%となっていた。なお、EIAの予測は「ホルムズ通航が段階的に回復する」というモデル前提に基づくものであり、封鎖が長期化した場合は上振れリスクがある。
 
日経平均・日本市場(3/9〜14)
Bloomberg JP 3/9 日経 先物3/14 日経 市場データ
・3月9日:日経平均とTOPIXが5%超下落、2月27日の最高値から10%超下落し調整局面入り。超長期金利が急上昇、円は158円台後半と約1ヵ月半ぶりの安値。
・3月13日大引け:日経平均633円安の5万3,819円(-1.16%)と続落。幻のSQ出現。
・3月14日早朝(夜間取引):日経平均先物460円安の5万2,910円で終了。

■ なぜ「ブラックマンデー級」の可能性が高まったのか

① 「ショック吸収済み」ではない(分析)

 3月9日の急騰後もブレントが$103まで上昇し続けているという事実は、「市場の価格発見フェーズがまだ終わっていない」ことを強く示唆する。
 通常の地政学リスクは「ショック → 織り込み → 落ち着き」のパターンをたどるが、ホルムズ封鎖が継続している限り、毎週新たなサプライズが発生する構造になっている。今回は「一過性の急騰」ではなく、「慢性的なエネルギー危機」への移行を市場が認識し始めている可能性が高い。

② 日本への影響が構造的に深刻

構造的事実
・日本の原油輸入の約90%が中東依存
・戦略備蓄は約260日分(平時)
・ブレント$103 × ドル円155円 ≒ 1バレル約1万6,000円という異常な水準
 エネルギーコスト上昇 → 輸送・製造コスト全般の上昇 → 企業収益の圧迫という連鎖が避けられない。さらに円安が同時進行すれば、「輸入インフレ+景気悪化」のスタグフレーション懸念が日本株を他国よりも深く売り込む材料になりえる。これは日本市場固有の構造的脆弱性である(分析)。

③ 先物・SQの歪みが月曜の波乱要因に

 3月14日(金)の取引では「幻のSQ(特別清算指数)」が出現したとの報道があり、日経平均先物の夜間取引は460円安の5万2,910円で終了。
 3月物先物・オプションの清算が絡んでいる場合、月曜寄り付きに投げ売りが集中するリスクがある。SQ後の需給の空白と原油高が重なれば、通常より大きな値動きになりやすい地合いが形成されている(分析)。

■ シナリオ別確率(前週比較)

シナリオ 下落率の目安 前週の評価 今週の評価
小幅続落 -1〜3% 最も可能性高い メインシナリオ(維持)
急落 -3〜7% 警戒レベル 警戒レベル(引き上げ)
ブラックマンデー級 -10%超 低い 「低くはない」に修正

■ ブラックマンデー級になりえる条件(推論)

以下の条件が複数重なった場合、歴史的な急落が起きるかもw
  • 週末(3/15)に新たなエスカレーションが報道される(米軍の地上作戦開始、イランによる核施設防衛宣言など)
  • ブレント$110超で月曜寄り付きが確認される
  • VIX(恐怖指数)の急騰と円高同時発生によるリスクオフの連鎖
  • 日本の主要企業による業績下方修正の連鎖的な発表

■ 逆方向リスク(急反発の可能性)も存在

 テクニカル分析では、WTI$90〜$95に大きな流動性の空白(ギャップ)が存在するとされており、停戦合意や主要国による緊急備蓄(SPR)の協調放出があれば、原油が$20急落するリスクも同時に存在する。
 この双方向の不安定性こそが現在の市場の本質的な特徴であり、「急落」だけでなく「急反発」も同様に起きやすい地合いであることを忘れてはならない。いずれにせよ、ボラティリティ(価格変動幅)は通常の数倍に拡大していると見るべきだろう(分析)。

■ 結論と投資家へのメッセージ

週明け3月16日(月)は...たぶん

  • 小幅続落(-1〜3%)がメインシナリオではあるものの
  • 急落(-3〜7%)の確率が前週比で明確に上昇
  • ブラックマンデー級(-10%超)も「低くはない」リスクとして認識すべき水準

 ホルムズ危機が「一時的なショック」ではなく「構造的な供給制約」として市場に認識され始めている今、単純なバイ・アンド・ホールド戦略は再点検が求められる局面に入っている。

では、また!