こんにちは、ないとめあです。

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 日経平均先物が週末の夜間取引で1,710円安の5万4,020円で終了しました。今週末(3月13日)にはメジャーSQ(特別清算指数算出日)が控えており、空売りや信用買いが高水準で積み上がった状態での波乱も懸念されます。また、月曜日朝の時点で3000越えの日経平均安となり、トリプル安となっています。

 今後の日経平均の注目するべきポイントを考えてみます。もし、注目したポイントが実現していれば、一層の下落圧力になるのではないかを考えます。

 


2つの逆風

① 米国の雇用悪化とFRBのジレンマ

2月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比9万2,000人減少となり、5〜6万人増との市場予想に反してマイナスとなりました。失業率も上昇し、労働市場の健全性への懸念が高まっています(日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0605S0W6A300C2000000/ Bloomberg https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-03-06/TBHCD1T96OSG00)。 

 

 本来であれば、雇用の悪化はFRBの利下げ圧力を高め、株式市場にとってはプラス材料となりえます。しかし、現状はそう単純ではありません。イラン攻撃を受けた原油価格の急騰が、インフレ再燃のリスクを高めているからです。FRBは「雇用を守るために利下げしたい」一方で「原油高によるインフレを抑えなければならない」という板挟みの状況に置かれています。利下げが遠のけば、株式市場への下押し圧力は続くことになります。

② イラン情勢と原油高

 米国・イスラエルによるイラン攻撃が引き金となり、ホルムズ海峡封鎖への懸念が浮上しています。原油価格は急騰しており、エネルギーコストの上昇は企業収益を圧迫し、日本株にとっても直接的なネガティブ要因となっています。

 


メジャーSQとは何か

 SQ(Special Quotation=特別清算指数)とは、株価指数先物・オプション取引の決済価格を算出するための指数のことです。毎月第2金曜日の寄り付き価格をもとに算出されますが、3月・6月・9月・12月の第2金曜日は先物とオプションが同時に精算される「メジャーSQ」となり、通常月より大きな需給変動が起きやすくなります。

今週末(3月13日)はそのメジャーSQにあたります。

 


SQに向けた需給の読み方

 信用買い残高は高水準で積み上がっており、株価の下落によって追証が発生すれば、機械的な投げ売りが相場の下押しを加速させるリスクがあります。

 一方、空売り比率が高い局面ではSQ前後にショートカバーが入りやすく、見かけ上の反発を生みやすい構造があります。来週の相場が特に読みにくい理由は、この「売り方の買い戻しによる反発」と「信用買いの投げ売りによる下落」が同時に起きうる点にあります。

 


注目すべきポイント

特に目を向けておきたい事項を整理します。

  • 原油価格の動向:1バレル90ドルを超えて定着するか否かが、インフレ懸念の強度を左右します
  • イラン情勢に関する報道:停戦・交渉の兆候が出るかどうかが最大の変数です
  • 米長期金利(10年債利回り):リスクオフが強まれば低下しますが、インフレ懸念が勝れば上昇し株式のバリュエーションを圧迫します
  • 為替(ドル円):リスク回避の円高が進めば輸出企業の収益予想に下方修正圧力がかかります
ボラティリティが高くなると思われますので、投資は慎重に進めていきましょう。
 

 

 

 

では、また!