こんにちは!こんばんは!
ご訪問ありがとうございます。
2025年に入り、世界中で「グレートリセット」という言葉が再び注目されています。 多くの人は「ドル崩壊」や「通貨リセット」をイメージしますが、実際に進行しているのは、もっと現実的で構造的な現象です。
それは──「資産価格(株・不動産)と実体経済の乖離」が正常化していくプロセス。
📈 資産インフレが生んだ“異常な乖離”
コロナ以降、世界中の中央銀行が史上最大の金融緩和を実施した結果、資産価格は爆発的に上昇しました。
- 💹 S&P500(米国株価指数)は20年間で約4倍
- 🏠 米住宅価格も同期間で約3倍以上
- 💵 一方、実質GDP(実体経済)はわずか2倍弱
この「資産だけが先走る状態」こそ、金融史上最大の乖離です。 それを示すグラフがこちら👇
(出典:FRED米国経済データベース、米国商務省経済分析局(BEA))
💥 グレートリセット=乖離修正の時代へ
「グレートリセット」とは、ドルの終焉でも陰謀論でもありません。 むしろ実体経済と資産価格のバランスが元に戻る“経済的修正”のことを指します。
歴史的に見ても、バブル相場の後には必ずこのような調整が訪れます。
- 📉 株価・不動産の調整
- 💵 実質所得・生産性の回復
- 📊 負債圧縮(デレバレッジ)
これらが同時に進むことで、経済全体が「リセット」され、より持続可能な成長へとシフトします。
🌍 ドル崩壊説が誤解される理由
インターネット上では「ドル崩壊=リセット」と混同されがちです。 しかし、現実にはドルは依然として基軸通貨であり、国際決済の約80%を占めています(BIS統計)。
むしろ、ドルの価値が落ちるのではなく「過剰に膨らんだドル資産の評価額」が調整されるだけなのです。
つまり、“紙幣が崩壊する”のではなく、“バブル的な価格が現実に戻る”──それが本当のグレートリセット。
🔮 2025年以降の展望
2025年〜2027年にかけて、以下のような動きが予想されます:
- 📉 株・不動産・暗号資産など、資産クラス全体の再評価
- 🏦 金融政策の正常化(FRBの金利維持・QT継続)
- 💼 実体経済への再配分(賃金・雇用・生産への回帰)
この過程は痛みを伴いますが、長期的には健全な経済構造へ戻るための自然な動きです。「グレートリセット」とは、通貨の終焉ではなく資産インフレの終焉です。 市場が現実を取り戻す過程を「リセット」と呼ぶ方が、はるかに正確です。
バブルは幻想。現実への回帰こそがリセットの本質。
出典・参考: FRED米国経済データ | BEA米国経済分析局 | 国際決済銀行(BIS) | IMF世界経済見通し
では、また。



