こんにちは!こんばんは!
ないとめあです。
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トランプ政権下での市場変動(例:TACO政策による影響)が制御不能になる前に、現在の米国株の立ち位置を確認しておく必要があります。つまり、レバレッジによる信用買いが大きく積み上がっているということです。これが収縮に転じれば、株式市場は急落する可能性があります。
そのような事態に備えるためにも、長期投資ではドルコスト平均法を活用して時間分散を図ることが重要です。また、短期投資の場合は、感情に流されず、こまめな利確を心がけることがリスク管理につながりますw。![]()
🧭 安定の裏に潜むリスク
2009年以降、米国経済は金融危機から回復し、株式市場は力強い上昇を続けてきました。投資家は右肩上がりの米国株式市場を信じ、レバレッジ(借入による投資)による投資を加速してきました。しかし、右肩上がりの状況が変わったらどうなるでしょうか?
📈 レバレッジの蓄積
- 1929年の信用取引残高はGDPの約9%でした。
- 2025年の信用取引残高はGDPの約3.48%(約1.06兆ドル)です。
これに加えて、レバレッジドETF(約1,350億ドル)やエクイティ連動デリバティブ(約5兆ドル)を含めると、米GDPの約20%に相当するレバレッジが存在ていると推定されます。この水準は、1929年の水準を単純な信用取引残高で見れば下回るものの、金融商品全体で見れば2倍以上のレバレッジが存在している可能性があります。
🏠 富の効果と家計の脆弱性
- 米国の消費支出の約50%は上位10%の高所得層に支出です。
- 家計資産に占める株式の割合は1990年の5%から2025年には40%に上昇しています。
株価上昇による「富の効果」によって支出が増加してきたが、逆に株価が下落すれば支出が急減する「富の逆効果」が強く働く可能性があります。
📉 S&P 500が64%下落する可能性
- EPS(1株当たり利益)が294ドル → 206ドル(40%減)
- PE比率が22.8 → 13.5(40%縮小)
この組み合わせにより、S&P 500は6,730 → 2,818ポイントへと約64%下落する可能性があります。これはCOVID-19パンデミック時の底値付近であり、過去のリセッションと同様の水準です。
🔍 情報・出典
- FINRAによるマージン・デットとGDP比率(3.48%)
- Advisor Perspectivesによる2025年8月のマージン・デット統計(1.06兆ドル)
- Fitch RatingsによるレバレッジドETFとデリバティブ市場の規模
- Baker McKenzieのレバレッジドファイナンス年次報告書(2025)
では、また。


