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ないとめあです。

日本の政治に対する不信感が高まっています。
「政治家は国民のために動いていない」「既得権益ばかり守っている」
そんな声をよく耳にします。

確かに、かつての田中角栄の時代と比較すると、政治の役割や優先順位は大きく変わってしまいました。ここでは、両者の違いを整理し、なぜ庶民と政治家の感覚がズレてしまったのかを考えます。


田中角栄時代と現代政治の比較

観点 田中角栄時代(昭和40〜50年代) 現代政治(平成〜令和)
経済環境 高度経済成長期、税収増加、分配の余地が大きい 成長停滞、税収横ばい、分配のパイが縮小
政治家の役割 地方への公共事業分配で生活水準向上を実現 既得権益維持、新しい利権構築が中心
派閥政治 派閥が調整役を担い、政策に多様な声を反映 派閥が形骸化、官邸主導で一極集中
国民の実感 「豊かになっている」実感が強い 物価上昇と実質賃金停滞で不満増大
官僚との関係 政治家がビジョンを示し官僚を動かす 官僚依存が強まり、政治主導が弱い
政治への信頼 高め(投票率70%前後) 低下(投票率50%以下も珍しくない)

なぜ感覚がズレたのか

現代は「成長の果実を分ける」時代ではなく、
「減っていくパイをどう守るか」の時代です。
その結果、政治家は庶民よりも既得権益層を優先せざるを得なくなり、庶民の声が届きにくい構造になっています。


今後の課題

このままでは、

  • 投票率のさらなる低下
  • 極端な政治勢力への支持増
  • 政策決定の停滞

といった問題が深刻化しかねません。
必要なのは、

  • 国民が納得できる分配と説明責任
  • 既得権益に左右されない透明な政治
  • 長期的ビジョンを語れるリーダー

です。

日本の政治が再び庶民と向き合うためには、国民一人ひとりが政治に関心を持ち、声を届けることが欠かせません。

 

では、また!