こんにちは!こんばんは!
ないとめあです。
ご訪問ありがとうございます。
2024年度、日本のコメ輸出量が
過去最高を記録しました。
一方で、国内では「コメ不足」が
叫ばれ、価格も
高騰しています。
国民生活に不可欠な
主食が足りないとされながら
なぜ輸出は増え続けるの
でしょうか。
この一見矛盾した現象の
裏にある消費税の
輸出戻し税という制度的な
カラクリがあります。
消費税の輸出戻し税とは
輸出取引において
消費税が免除される
「輸出免税」の仕組みを
利用した制度です。
具体的には、
以下の流れで事業者に
還付金(事実上の利益)が
発生します。
① 国内での仕入れ(課税)
輸出業者が国内の農家や卸からコメを仕入れます。この際、仕入れ価格には10%の消費税(軽減税率対象品目の場合は8%ですが、ここでは標準税率10%で計算を簡略化します)が含まれています。
例:100万円分のコメを仕入れると、10万円の消費税を支払う。総支払額は110万円。
例:100万円分のコメを仕入れると、10万円の消費税を支払う。総支払額は110万円。
② 海外への輸出(免税)
仕入れたコメを海外へ輸出します。輸出売上には消費税がかかりません(免税)。
③ 税務署への申告と還付
確定申告の際、輸出業者は「支払った消費税(10万円)」と「売上で預かった消費税(0円)」の差額を申告します。この結果、支払った消費税である10万円が全額、国から還付されます。
なぜこれが「儲かる」のか?
ポイントは、
国内で安く仕入れさえすれば
輸出価格がたとえ仕入れ値と同等
あるいはそれ以下であっても
消費税の還付分が
そのまま利益になる点です。
特に仕入れ値が
安く取引される米を
大量に買い付け
海外に輸出すれば
儲けが薄くても
還付金だけで安定した利益を
確保できますw
これが 、国内の需給状況とは
無関係に輸出を強力に
インセンティブ付けする
構造的な要因と
なっているのです。
つまり輸出補助金と
同じなのです。
したがって、
トランプ政権が問題視する
原因となるのです。
トランプ関税を回避するに
アメリカへ輸出する場合は
輸出還付金をださないように
決断する必要があります。
では、また。