ことわざの論理 / 外山 滋比古

誰でも良く知っていることわざを、それぞれ5,6ページほどの


エッセイみたいな感じで掘り下げています。


ことわざごとの解釈や由来、他文化との差異、類似からの考察など楽しく読めます。


ことわざがどうやって出来ていくのかは分かりませんが、


物凄い経験と年月の積み重ねの上に成り立っていると思います。


普遍的であり、不変的なのでしょうか。


ことわざは、子供のうちはピンと来ないもので、


年と経験を重ねていくうちに、その意味が深みを増していくと


書いてありましたが、超納得。



外山 滋比古シリーズはここで終わりにしますが、


物凄い思考というか常にいろんなことを考え続けて


かつ、それを記録していくことを欠かさない人なのだと思います。


こういう人ってやっぱり減っていく傾向なのかな。


デジタル化は、実際は本質からずれていく気がするので。






読みやすさ:★★★★★

オススメ度:★★★☆☆




ことわざの論理 / 外山 滋比古
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「読み」の整理学 / 外山 滋比古

「読む」ということに焦点を当てて掘り下げた結構マニアックな一冊。


既知を読むのと未知を読むことの違いなど


新しい軸での考え方を様々な事柄に当てはめている。


ちょっと難しいのですが、これこそが未知を読むことなのでしょう。


頭の肥料としての、本は欠かせません。



読みやすさ:★★★☆☆

オススメ度:★★☆☆☆




「読み」の整理学 / 外山 滋比古
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思考の整理学 / 外山 滋比古

20年以上も前の本ですが、超ロングセラーというのが納得の内容。


日本語が分かりやすいというか、スッと入ってくるような文体。


筆者が物事を色々な角度から観察し、深く考えていることが実感できます。


その気づきや論点が凄いなと思っていたら、読み進むにつれて


そのわけが理解できました。これはちょっとマネできないなぁ。。。

ショートエッセイみたいな感じで、各5-6ページなので読みやすい。

最初のグライダーと飛行機の話が、特に印象に残る。


何回読んでも発見があるであろう一冊。






読みやすさ:★★★★★

オススメ度:★★★☆☆





思考の整理学 / 外山 滋比古
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非居住者のすすめ /邱 永漢

日本以外の国の税制を考えると、色々な選択肢があるのではないか。


というヒントを与えてくれる一冊。


うまく表現できないですが、全体的に抽象的で今後は関係ない話が多く、


モヤモヤするところがありますが、その分とっつきやすい。


確かに、日本以外の国で、意識的に成長を促進させる政策を持つところの方が、ビジネスはやりやすいはず。


とは言え、そうなりたい人、実行する人、成功する人はごくごく少ない。


日本人が華僑のように世界ネットワークを張り巡らせるには、


何が必要なのだろう。。。教育?



当面ないですが、タイミングを見て海外で生活してみたいなぁ。






読みやすさ:★★★★☆

オススメ度:★★☆☆☆




非居住者のすすめ /邱 永漢

非居住者のすすめ
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東京アンダーナイト ― “夜の昭和史”ニューラテンクォーター・ストーリー / 山本 信太郎

六本木水脈  と似たようなテーマになりますが、


こちらの方がストーリーや人物像がハッキリしていて、面白い。


現代のクラブではなく、国内外の有名な歌手やバンドがステージショーを


行うようなクラブを舞台にした話。


あいにくこの時代の音楽シーンには疎く、良く分からない名前も多かったです。


起業ストーリーとして読んでも面白いと思います。


ホテルニュージャパンとか勝新太郎、力道山に関するリアルエピソードもあり、話として面白い。


70歳になって、こういう形で回顧録を残すのも感慨深いでしょうね。


中身がないと、本なんて書けませんから。。。








読みやすさ:★★★★☆

オススメ度:★★★☆☆




東京アンダーナイト ― “夜の昭和史”ニューラテンクォーター・ストーリー / 山本 信太郎
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米中経済同盟を知らない日本人 / 山崎 養世

米中の今後の経済関係の話が色々あるのかと思いきや、


世界史+日本史の経済軸での解説が延々と。


上記だと、難しそうに聞こえますが、かなり分かりやすい!!


人気がある歴史の先生の授業を受けているような。


もちろん、現代から未来にかけての話もあり、


終章「日本が生き抜く道」には、新しい発見もあるかと思います。


個人や業界のトレンドだけでなく、国や世界のトレンドを理解し、


色々なことを考えていかないといけないなぁと感じました。


実際に行動に反映するまで、難しいですけどね。



学生時代にはほとんど興味が湧かなかった歴史モノが


今になって面白いのは何故か。


頭が追い付いてきたのか、キッカケなのか。


良く分かりませんが、社会に出てから大学とかに


行く方が効率的で実質的な気がします。



我が日本、踏ん張りどころです。。。。






読みやすさ:★★★★☆

オススメ度:★★★★☆


米中経済同盟を知らない日本人 / 山崎 養世
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三国志 / 横山 光輝

1年半ぶりぐらいに、横山光輝三国志、全60巻を読破。(マンガです)


三国志は始めると止まらないので、思い切りが必要。


今回は、さらに強化策として、2度読み。


1巻から60巻まで終えたら、また1巻から60巻まで。


主要な人物は何とか頭に入ったと思います。


こういう時代からすれば、現代のビジネス社会などは


命を取られるわけでもなく、平和な世界なのでしょうか。





読みやすさ:★★★☆☆

オススメ度:★★★★★


三国志 (1)/横山 光輝
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信長 ―「天下一統」の前に「悪」などなし / 堺屋 太一ほか

コンビニで見かけて思わず買ってしまいました。


一本の長編ではなく、複数著者による、信長についての考察いろいろ。


石原慎太郎、塩野七生氏など、珍しい?メンバー。


色々な観点から、信長という人物を解き明かしていくような感じですが、


いまいち盛り上がりに欠ける。

短編集みたいな感じなので、ブツ切れなんですよね。
とは言いながらも、読む前よりはかなり理解が深まったと思います。

学生の頃はホント、興味がなかった歴史ですが、


28歳ぐらいからとても楽しめるようになりました。



しかし、会ったこともない人について


よくあれだけ確信めいたことを言えるもので・・・


もうちょっといろいろ読んでみたいと思います。




読みやすさ:★★★★☆

オススメ度:★★☆☆☆




信長 ―「天下一統」の前に「悪」などなし / 堺屋 太一ほか
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日本は没落する / 榊原 英資

センセーショナルなタイトルですが、自信を持って反論できる人も少ないかと。


産業構造の変化や、世界情勢の流れの中で、日本がどう立ち遅れているか。


確かに国家レベルでの方向性や戦略は見えませんね。


考える材料として、アジア各国(特にインド)や欧米諸国の事例が挙げられて


いますが、とても興味深い。


一個人や企業のレベルの話も良いのですが、国レベルでの危機感も


持っておかないと、優位性が失われつつある情勢の中で沈没は免れません。


10年、20年先が恐ろしい。。。




読みやすさ:★★★★☆

オススメ度:★★★★☆



日本は没落する / 榊原 英資
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環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 / 武田邦彦

パート1 と比べると、環境問題にまつわる周辺事情や


考え方など、広めのテーマ設定。


そういう意味では、一貫性に欠ける気もしますが、


補足という観点で考えればかなり良いです。



改めて思うのは、やはり「何のためにやっているのか」

「結果、どうだったのか」をもっと明確にしないといけない。

見せ掛けのあるべき論でマスコミがブームに乗せる手法は


日本国の損失以外何物でもない。



確かに、最も効果的な環境対策は、人口を減らすこと。


人が色々やるから自然がおかしくなる。


うまくバランスを取って、必要で有効なことだけを


みんなで頑張るようにしないといけないですね。



経済面でも日本の地盤沈下が始まっています。


不適切な利権や作られた常識をどうにかしないといけません。


もっと問題意識を持ち、自分なりの見解や考え方を持たないと


結局一部の人に都合の良いように動かされてしまいますね。


環境問題というより、そっちが気になって仕方がありません。





読みやすさ:★★★★★

オススメ度:★★★★☆




環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 / 武田邦彦
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