先日、川越を訪れました。北条氏康はこの地で、八万もの上杉連合軍を一万一千の兵で返り討ちにし、武蔵国を手中に治めたのです。この闘いは『川越夜戦』と呼ばれ、織田信長の『桶狭間の闘い』、毛利元就の『厳島の戦い』とともに『日本三大奇襲』として謳われてきました。
▲連馨寺
川越を平定した北条氏康は、家老の大道寺駿河守政繁を川越城の城主としました。蓮馨大姉は、その母堂で、社会の平安を祈り民衆に心安らぐ場を与えようと平方村(現在の上尾市平方)に一寺を建立し、甥に当たる英才の誉れ高い感誉存貞上人を招いて開山としました。天文十八年(1594年)、存貞上人28歳の時です。これが蓮馨寺の始まりだと言われています。
参考HP:『小江戸川越観光協会』