▲箱根神社
箱根神社(当時は箱根権現)は北条早雲の時代にも将軍家をはじめとし、幕府御家人ら東国の武家から大きな尊崇を集めている要所でした。これは徳川の時代まで続いており、関東を抑えるには、箱根権現との良好な関係を築くことが不可欠だったのです。早雲は箱根権現に永正16年(1519)に四千四百六十五貫もの社領を寄進し、以後北条五代に渡って厚く信仰を傾けています。さらに息子の幻庵を箱根権現に送り込み、幻庵は別当(社務をとり仕切る要職)に昇進、北条五代全ての当主に仕えて、一族の繁栄を支えてきました。
▲矢立の杉
矢立の杉には、征夷大将軍 坂上田村麻呂が東北鎮撫に向かう際、表矢を献上して武運長久を祈願、見事東北平定を果たしたという故事にならい、後世の武士たちも表矢を献上して戦勝を祈願するようになったといういわれがあります。
▲楼門
▲九頭龍神社新宮
▲本殿
▲龍神水
▲宝物殿
宝物殿では、特別企画展『武将たちの箱根信仰』が開催されており、常設展では『北条早雲寄進状』や『北条家朱印状』が拝見出来ます。今回の目玉は名だたる戦国武将たちの古文書で、北条早雲、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らの書状が公開されており、赤穂浪士関連で、第一級史料『預置候金銀受払帳』も展示されていました。秀吉が小田原北条氏最期の様子を伝えた書状もあります…。
平和の鳥居から芦ノ湖を臨みます。
この日は生憎の雨模様でしたので、厚く雲がかかり、幽玄な佇まいを見せていました。
船庫のあたりから湖畔沿いに歩きます。
元箱根港、海賊船乗り場近くにあり、箱根神社を訪ねる際にも便利な立地で、パーラーのパン de ソフト ¥390(ラスクの上にソフトクリームをのせたスイーツ)もおすすめです。
テラス席では足湯に浸かりながら、芦ノ湖の景色を楽しむことが出来ます。
▲足湯付きテラスからの景色