土方歳三の足跡を辿るー奈良井宿の町並みー | 徒然探訪録

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文久3年(1863)年4月2日、土方歳三ら浪士組一行は木曽・奈良井宿に宿泊しました。
その当時からある町の建物です。

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▲『つちや』
天保期に建てられたものだと言われています。
角地にあるため、妻側にも格子をつけた開口があり、
一階正面にはしとみ( 町屋の前面にはめ込む横戸。2枚または3枚からなり、
左右の柱の溝にはめる。昼は外しておく。)
と大戸にくぐり戸が残されています。

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▲『伊勢屋』
ちょうど土方ら一行が宿泊した幕末頃建てられたものだということです。
元は牛馬宿で土間の南側に馬屋がありました。

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▲『扇屋』
二階の正面に両側だけ格子が入っているのが特徴です。
こちらも幕末期に建てられたものだそうです。

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▲『藤屋』
こちらは天保期に建てられたものだということですが、
商売をしていない仕舞屋(シモタヤ。店じまいをした家)だったそうで、
小屋根・袖壁(防火などの理由から二階軒下両側に張り出した壁)
が特徴的です。

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▲『徳利屋』
市指定有形文化財に指定されています。
天保期に建てられ、昭和15年までは旅籠を営んでいました。
現在は蕎麦等を提供する茶房になっています。
棟の位置を一間後方に移動しているため、高さのある建物となっています。
勝手が広く吹き抜けており、力強い梁組みが見られます。

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▲『越後屋』
角地に建つため、『つちや』同様妻側にも開口があります。
現在も旅館を営んでおり、玄関口に置いてある旅籠行灯は
江戸時代から使用されているものだそうです。

土方歳三らも目にしたであろうこの町並みを歩きつつ、
当時へ思いを馳せた2日間でした。