牛久には『河童松』、『河童の秘薬』、『河童の送り提灯』、『河童囃子』などの河童にまつわる伝承が多くあり、河童の画を多く残した小川芋銭が暮らした土地でもあります。
今日は河童伝承にまつわる石碑や、小川芋銭に関する史跡などを紹介したいと思います。

▲芋銭のアトリエ付近で撮影したものですが、このあたりは涼しく、まだ紫陽花が咲いていました。

▲あたりはこのような竹林に覆われています。

▲カッパの碑。芋銭の親友、池田隆一氏を中心とする芋銭を敬慕する人々が昭和26年に建立したものです。正面には『河童図』『誰識古人画龍心』の画賛、裏面には自筆の略歴と池田氏筆の建設趣旨が刻まれています。

▲『改善一歩』の道標。1922年、城中青年会により、道標を立てる計画が出たときに、芋銭は彼らに寄付をしています。青年たちは感謝の意味を込めて、芋銭の名を道標に刻もうとしましたが、芋銭は『改善一歩』という言葉を提案しました。自分の進む道を良い方向に改めて進んでいって欲しいという気持ちが込められています。