

「親子喧嘩」
本気なだけに、
うらやましい。
蛙の子は蛙(かえるのこはかえる):
子の性質や能力は親に似るものだというたとえ。また、凡人の子は凡人にしかならないということ。カエルは、子供の頃はおたまじゃくしで親とは似ても似つかない姿だが、おたまじゃくしも成長すれば親と同じようにカエルになることから。
注:
表面的には円満で穏やかな関係に見えたとしても、内心も同様なのかはわからないものである。とはいえ、露骨に険悪な関係は、周りの空気も悪くなり、迷惑なものである。家族経営の会社では、近親者同士の安心感がある反面、小さな甘え心が芽生えやすいようで、感情的爆発が起きやすい。周りもそれに慣れてはいても、“手の出る”バトルは強烈だ。些細な質問に「今、忙しい」と逃げられて、キレてしまった上司である親に、逆ギレする子の姿。「こっちへ来い!」とバックヤードに連行しても、その戦いは筒抜けだ。仲裁するべきところだが、これも仲睦まじい証拠である。罵り合うのは聞くに堪えないが、罵る言葉は出てこないしね…という、似たもの親子の不思議なカンケイ。