

「隙あり!」
誰かと
思ったら。
言語道断(ごんごどうだん):
言葉には言い表せないほど程度がはなはだしく悪いこと。とんでもないこと。もってのほか。「道断」は言う方法が断たれ、言うに言えないこと。仏教の深遠な真理は言葉ではとうてい説明できないという意味の語が転じた。仏教語で、「言語で説明する道を断つ」の意味から。
注:
いつもより余裕をもって出勤したり、待合せより早めに出掛けることは、時間だけでなく心にも余裕のできるものである。そのため、緊張感の無い表情をしていたり、鼻歌を歌っていたりすることは、ままあるものである。コンビニに寄ろうと、早めに家を出て、駅方向に歩いていたところ、車道を超えた向こうの歩道にサラリーマンが歩いている。しかも、駅から住宅地へ歩いて来るので、「夜勤明けだろうな」と推測。そのまま元気に歩いていると、「オハヨウゴザイマス!」という雄叫びが轟いた。「誰が誰に言っているのか?」と周りを見回してみたところ、あのサラリーマンが自分に言っているようである。よくよく目を凝らして見てみると、朝帰りのサラリーマンではなく、お世話になっている社長さんだった。こちらから挨拶するのが筋な上に、道路の向こうから叫ばせるなど、不埒なことこの上ない。玄関を出たら、そこそこ緊張感を持つべきだな、“7人の敵”はすぐそこにいるぞ!…という、身近な未知との遭遇。