

「克服」
できるものもあれば、
できないものもある。
言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし):
口で言うのはやさしいが、それを実行するのは難しい。言うだけなら、どんな大きな事や 立派な事も言えるが、いざ実行となるとなかなか出来ないものだ、ということ。
注:
ひとにはそれぞれ苦手なものや、怖いものがあるものである。とはいえ、子供のうちは容赦されても、大人になると我慢しなければならないものである。幼い頃からオバケが出そうな暗がりが苦手ではあるものの、いかにも“出そう”な書庫でのファイル整理を任されてしまった。仕方が無いので、煌々と電気を点けて作業をしていたところ、突然パチン!と真っ暗闇になってしまった。「誰かのイタズラか?それともオバケか?」と焦りつつ、手さぐりで電源を探したところ、作業ファイルが電気のスイッチに当たっていた。コワイコワイと思うがために、自ら恐怖を呼び込んでしまったようである。とはいえ、こればかりは、プラス思考で前向きになったところで克服できるものではない。「ぎゃー!」と叫ばずに済んだだけ良かったのかな、…という、大人に潜む子供心。