

「準備」
藪をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす):
余計なことをして、かえって悪い結果をまねくことのたとえ。藪をつついてわざわざ蛇を追い出し、その蛇に噛まれるという愚かさから、せっかくおさまっているものを、いらぬことをしてかえって災いを招くことをいう。
注:
慌ただしい平日とはいえ、年に一度のイベントが迫ってくると、多少の準備はしておきたいものである。そうした気持ちと裏腹に、いざ行動してみると、バタバタするばかりで、かえって仕事を増やしてしまうこともあるものだ。週末に法事を控え、「準備をしなくちゃ!」と焦って買い出しに出掛けたものの、当日に買うべきものが多いことに気が付いた。結局、目先の食欲を満たす食材と、最小限のお供え物を購入し、日没後に帰宅。ヘトヘトになりつつ、日々の片付けを行っていたところ、仏様のお茶碗をひっくり返して割ってしまった。こんな失敗をするなんて、何年に一度のことだけに、それが忙しい“今”起きるとは情けない。無理してバタバタ頑張っても、そのシワ寄せは出るものだ、仏具店に行く仕事が増えちゃったよ、…という、日常にこそ必要な“優雅さ”のススメ。