

「女子会」
まるで、
隠密同心。
事は密なるを以て成る(ことはみつなるをもってなる):
物事は外に漏れないように行うことによって成功するということ。事前に漏れれば妨害されたりして失敗することが多いという戒め。
注:
ひとが一人でいると、頼りなく儚(はかな)げに見えるものだが、群れを成すと迫力が増し、某かの恐怖を感じるものである。とはいえ、その群れに紛れてしまうと、不思議と守られているような安心感があるものだ。女性数人のグループが、会社の上司をネタにて話しているのが聞こえてきた。活きの良い語り口調に、聞くとはなしに聞いていたところ、不思議と悪口は出てこない。組織の特性と、上司のキャラクターを分析し、どう行動するのがベストか対策を練っているようである。複数の女性が集まると、愚痴や陰口の揚句、談合が行われるものだと思っていたが、単に事実検証を行う場のようである。傍からは不気味に見える集まりも、メンバーの質が高いとわかれば、仲間に入りたくなるものだ。質の良い情報とネットワークは、我が身を助けるもんね、…という、見かけでは判断できない組織力。