

「抗争」
まさかの、
縄張り争い。
鎬を削る(しのぎをけずる):
互いに力を出し合って、激しく争うことのたとえ。「しのぎ(鎬)」は、刀の刃と峰の中間部分の少し盛り上がったところ。そのしのぎが削り取られるほど、激しくぶつけ合って斬り合うことから。
注:
身近な存在は、いつもそばにいると煩わしいのに、いないと淋しいものである。ましてや理由もなく暫く顔を見せないと、心配にまでなるものだ。数日置きには姿を見せていた野良ネコたちが、ぱったり姿を見せなくなった。あまりに突然だったので、保健所に拉致されたか?と気になって仕方ない。このままモヤモヤするのは限界だったので、朝から保健所に問い合わせてみたところ、「該当する野良ネコは今のところいない」とのことである。ヤレヤレと安心して一日を終え、夕方に帰宅したところ、軒先に見慣れぬ野良ネコの姿。新参者には違いないが、何かの縁だとエサをやろうとした横を、数匹の巨大な野良ネコたちが駆けて行った。しかも最後尾には、懐いていた“チビッコ白ネコ”の姿。ちょっと見ぬ間に、不良グループと親交を深めてしまったようである。ということは、見慣れた他のネコたちは、不良に縄張りを追われたかもなあ、…という、知ってビックリ抗争事件。