

「せちがらい」
経済効果、
ままならず。
金が物を言う(かねがものをいう):
物事を行うのに、金銭によって解決できるたとえ。世の中の事は、すべて金さえあればどうにでもなるというたとえ。金銭の力はすごいということ。
注:
忘年会や新年会など、宴会の席では、豊富なお料理が期待されるものである。とはいえ、メンバーの性別や世代により、どれくらいが“豊富な量”かは微妙に異なるようである。「新年会があるからおいで」と呼ばれ、ホイホイついて行った先は、最寄りの小さなスナックだった。「こんなところに、こんなお店があったとは」と驚きながら入ってみると、狭い店内いっぱいに料理が並んでいた。「たらふく食べるだけありそうだ」とワクワク取り分けていたものの、2時間足らずで平らげて、追加オーダーの出る始末。ところが小さな店だけあって、2~3品が出たあとは、食材も底をついてしまった。イマドキの宴会は、“少し足りない”くらいが主流なのかなあ、それともメンバーが悪かったかな、いやいや予算だな…という、庶民生活にはまだまだ反映されない経済効果(アベノミクス)の恩恵。
※世知辛い(せちがらい)…
世渡りがしにくい。暮らしにくい。勘定高くて抜け目がない。せこい。世智辛い。「世知」は、本来仏教用語で「世俗の知恵」を意味し、日本では「世渡りの才」も表すようになり、さらに「勘定高い」「せこい」といった意味でも用いられるようになった言葉。「辛い」は「世知」を強めたもの。