

「別腹(べつばら)」
胃袋の
自己主張。
酒に別腸あり(さけにべっちょうあり):
酒の入る腸は別にある。人には酒専用の腸があることで、酒を飲む量は体の大小には関係がないことのたとえ。酒好きの人が口実のように言う。また、他人が大酒飲みに対して驚嘆して言う言葉。
注:
お食事にお招きいただいても、遠慮したり、話しが盛り上がったりで、お腹が満たされないことはよくあるものである。とはいえ、お酒が入ったあとに帰宅して、わざわざ料理するのは難儀なものである。宴席に招かれはしたものの、ラストオーダー時に席を空けていたために、いまひとつ食べ足りず、帰宅後には“ひもじさ”が襲ってきた。とりあえず、鍋や冷蔵庫にあるものを、片っ端から食べて眠ったところ、目覚めに激しい“胃もたれ”が襲ってきた。お酒が入った勢いで、暴言や失言の失敗談は聞くものの、過食は失敗談にしても情けない。お酒の席は、終わった後も、油断できないものだなあ、…という、食欲による別腹(べつばら)の戒め。