

「おもてなし」
やめたけど、
やめられない。
人の鼻息を仰ぐ(ひとのはないきをあおぐ):
人の意向を気にして、依存しようとすること。相手の機嫌や意向をさぐりながら、気を遣って行動する。はないきをうかがう。
注:
体に悪いとわかっていても、止めるとなると、なかなか難しいものである。それでも、どうにか止めたところで、誘惑の機会は必ず訪れるものである。長年の珈琲好きが災いし、ぱったりと体が受け付けなくなってしまった。とはいえ、歯へのステイン・口臭・体臭など弊害が多いので、「これ幸い」と思っていたところ、外出先でもてなされるのは珈琲ばかり。もてなす側の手間と面子(めんつ)を考えると、辞退するのも憚られる。タバコやアルコールの依存症から克服したひとは、日常の社会生活がどんなにつらいことだろう。裏に悪意は無いのだろうけど、おもてなしに対応するのって、それなりに大変だよね、…という、おもてなしされる側の秘かな苦労。