

「アドバイス」
こちらにではなく、
自分自身に言ってるのね。
前車の覆るは後車の戒め(ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ):
先人の失敗は、後の人の教訓になるということのたとえ。前の車が覆るのを見たら、あとの車は同じわだちの跡を行かないよう用心できるという意味から。
注:
人からの注意や助言は、耳の痛いものである。その上、わかりきっていることを、仰々しく説かれると、耳を傾ける気も失せるものである。朝から電話が鳴るので、誰だろう?と出てみると、親の友人からである。久しぶりのせいもあり、社交辞令の挨拶をし合ううち、先方の近況報告が始まった。いろいろ切羽詰まったものがあるようで、「結局は人よ」「人間関係が良ければ、あとは何とかなる」「悪い人も良くしてくれることはあるけど、良くしてくれても、悪い人はわかる」…等々、愚痴と言うより、説教モードになってきた。とはいえ、人間関係の“HowTo本”より、ナマの経験談は身に染みる。助言なのだと思ったけれど、自分の人生を振り返って、言葉を遺しているんだな、…という、まだ生きている人の有難い伝記。