

「お礼状」
別に届くと、
重みがあるね。
老成持重(ろうせいじちょう):
老練でしかも慎重なさま。経験を積んでいて物事を慎重冷静に処理すること。 「老成」は、年をとり経験を積んで、熟達していること。「持重」は、大事をとって、軽々しく振舞わないこと。
注:
儀礼的だとわかっていても、節目節目のご挨拶は、欠かせないものである。とはいえ、些細なお歳暮では、先方の気を引くほどの効果は無い。そう思いつつ、なけなしの財布を叩いて粗品をお送りしたところ、速攻でお返しの“石鹸”が贈られてきた。「どうして石鹸なのかなあ?」と思いつつ、ご先祖様に報告していたところ、更に翌日お礼状が届けられた。ご年配とはいえ、メールもツイッターもやり取りできる方だけに、書状まで頂くとは恐縮だ。形式にとらわれすぎるのも滑稽だが、形で表せるのは熟練した大人だから成せる技。“石鹸”の理由はナゾだけど、デキる大人は勉強になるなあ、…という、先人に学ぶ形式美。