

「タオル」
そこまで
言うか。
人の口に戸は立てられぬ(ひとのくちにとはたてられぬ):
世間のうわさ話は、防ぎようがないということのたとえ。家の戸をしめるように、人の口の戸をしめることはできない、つまり世間の噂が広がっていくのはどうにもしようがないということ。
注:
よほど身近な方でないと、遺品というのは頂き辛いものである。とはいえ遺品整理の大変さは想像できるので、「未使用のタオル1本でも」と言われれば、拒絶するのも酷である。というわけで、ご近所の方々とお邪魔したものの、来ていない人の話題で持ち切りだ。「足が悪いから…と渋っていたけど、わざわざ呼びに行ったのだから、来ないのはおかしい」と強気である。そのうち「プライドが高いんじゃない?」という人格を否定する言葉まで飛び出す始末。そんな中、「法事だから留守にしますので行けません」と“先手”を打った御仁が一名。さすがにその方には非難の声は上がらない。うわさ話や陰口は、いくつになっても治らないようである、ただ対処するしかないんだね…という、あっぱれな“先手”によるオトナの対応への驚嘆。