

「とんぼ」
すいません。
いやいや、とんでもない。
徳は孤ならず 必ず隣あり(とくはこならず かならずりんあり):
徳のある者は孤立することがなく、必ずよき協力者や、理解し協力する人に恵まれる、ということ。
注:
地方とはいえ、街化の進んだエリアは多いものである。そのため、野生の生き物も“里山(さとやま)”のように、穏やかには暮らせない。コンクリートの坂道の登っていたところ、青いトンボが飛来して、道の端につと止まる。じっ…としているので、カメラを取り出そうとしたところ、坂の上から少年が下りてくる。と、そのとき、トンボがふと飛び立った。「あーあ」と思っていたところ、「すいません」と硬直して立ち尽くす少年の姿。トンボから1m以上も離れているのに、逃げたのは自分の責任だと思ったようである。いまどきの未成年は、多少スレていてあたりまえ、と思っていただけに、謝罪されてビックリだ。トンボの羽は欠けていたが、ああした少年ばかりなら、街でも生きていけるかもね…、という、夏休みのワンシーン。