

「ネコ日和」
野良は野良でも、
ネコはネコ。
役者が一枚上(やくしゃがいちまいうえ):
人物、能力、駆け引きなどが、周りより抜きん出て優れていることのたとえ。(芝居の番付や看板では上位から役者名が記されるところから)人物・知恵・駆け引きなどが一段とすぐれていること。
注:
暑くて疲れやすいとはいえ、空腹を凌ぐためには、動かざるをえないものである。それだけに、最小限のエネルギーで、最大限の効果を狙いたいのは、野生動物に限らない。植木に水をやろうと屋外の水道をひねったところ、左側から感じる熱視線。「なんだぁ?」とそちらを向くと、同じ顔をした2匹のネコに凝視されていた。しばし見つめ合った後、「何か要る?」と訊いてみたが、目を見開くばかりである。試しにカリカリを持ち出したところ、先よりやや遠ざかりつつも、こちらの様子を振り返り、更に遠くへ導こうとしている。どうやら安全圏で給餌して欲しいようである。野良といえども、さすがネコ、人間の扱に長けているなあ、…という、ネコに飼い慣らされて気付く我が“М”的素養。