

「セミ」
おー、
やっと鳴き出したかー。
起きて半畳寝て一畳(おきてはんじょうねていちじょう):
必要以上の富貴を望んでも、しかたがないこと。どんなに大きな家に住んでも、人間一人が占める面積は半畳か一畳であることから。この後に「天下とっても二合半」と続けても用いる。
注:
暑くなったとはいえ、セミの鳴き声がしないと、夏が来た気がしないものである。毎年“抜け殻”がたわわに実っていた“盆栽ほどの古木”が朽ち果てたので、「場所が無くて、孵化しないのかも?」と諦め気分。しかし、ここ数日の雨が止み、朝からセミの声がする。「いよいよ来たかー」と思いつつ、“セミの抜け殻”を探してみたところ、近くの木には見つからない。ふと足元に目をやると、路傍の石に点在する“抜け殻”たち。こんなところで孵化するとは、見上げた根性である。住宅事情がキビシイのは、人間や野良ネコだけではなさそうだ、ヤレヤレ、…という、住みにくい世の中への再認識。