

「たけのこなみ」
埋もれてるんじゃなく、
芽吹いているんだな。
支葉碩茂(しようせきも):
本家も分家もともに栄えること。一族すべてが繁栄することをいう。枝も 葉も大いに茂る意から。 「支葉」は枝葉。一族や子孫のたとえ。「碩」は大きい意。「支」は「枝」と も書く。
注:
春になり、日照時間が長くなると、植物の新芽がどんどん伸び始めるものである。それと引き換えに、下葉(したば)は枯れ落ちてみすぼらしいが、そのおかげで養分が新芽に行くのだろう。などと考えながら下葉を取り除いていると、土に埋もれ、湿度で枯れそうなひと株を発見。これはかわいそうだ、と掘り起こしてみると、親株から分かれた新株だった。勢いのある一族は、分家筋(ぶんけすじ)も栄えるものだが、その点は植物も人間も同じようである。あやかりたい、あやかりたい、…という切実な願望。