

「春のお彼岸」
粉だらけ…
罰ゲームみたいだ。
報恩謝徳(ほうおんしゃとく):
受けためぐみや恩に対してむくいようと、感謝の気持を持つこと。漢文訓読では、「恩に報ひ徳に謝す」と読む。「報恩」は、めぐみにむくいること。恩をかえすこと。「謝徳」は、恩徳(めぐみ)に感謝すること。
注:
行事ごとは言われて気付くことがあるものだ。「今日からお彼岸ですね」と言われ、あわててスーパーへ。割引中の“芋きんとん”をGETしたものの、「だんごが無いと、ご先祖が嘆くかも?」と“だんご粉”を買うことに。手前に並んだ商品は、賞味期限が近い気がして嫌なもの。そこで、奥に並んだ商品を手にしたところ、隣りにいた買物客が「あっ」と声を上げた。そこには、破れた袋を手にし、粉だらけになった自分が。これは「買わなくて良いよ」という先祖の思し召しに違いない。貧乏な子孫思いのご先祖とはいえ、先祖から施餓鬼(せがき)された気分である。亡くなっても親族はありがたいものだなあ、という見えないものへの感謝。
※ 施餓鬼(せがき)…仏教における法会の名称である。または、施餓鬼会(せがきえ)。餓鬼や無縁仏などへ施しを行う行事。一般的にお盆の期間中に法会が営まれる。