

「生涯現役」
80歳に頑張られると、
弱音は吐けません。
勇将の下に弱卒無し(ゆうしょうのもとにじゃくそつなし):
上に立つ者が優れていれば、その下につく者も優れているということ。強く勇ましい将軍の下に、弱い兵士はいないことから、上に立つ者の力量が部下の力量をいかに左右するかということ。
注:
60歳~65歳で定年とはいえ、その後も現役で活躍する方は多いものである。再就職はもちろん、「こども110番の家」や「民生委員」など地域で貢献している方も少なくない。選挙の投票所では、いつも80代の民生委員さんが受付だ。とはいえ、冷え込む入口での受付に、新入社員の青年が「頭が下がる」と言うだけある。“年長者だから”ではなく、年長者なうえに“頑張っている”から、学ばされるのだな、「外見ではなく中身」だよね、…という年長者と若年者からの学び。
※ こども110番の家(こどもひゃくとおばんのいえ、地域によっては「子ども110番の家」…日本で行なわれている子供のための緊急避難所設置の取り組み、およびその取り組みによって設置された避難所のこと。主に通学路にある商店が地域活動の一環として行なっている場合が多いが、民家がその役割を行なっている場合もある。また中規模以上の鉄道駅でも行っている事例も多くなっている。その他、地域によっては一部のタクシー事業者が「こども110番のタクシー」を走らせている。
※ 民生委員(みんせいいいん)…社会奉仕の精神を持って、常に住民の立場になって相談に応じ、及び必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めることを任務として、市町村の区域に配置されている民間の奉仕者。無給であるが、交通費などの実費は弁償される。