

「雑巾に涙」
そこらじゅうに、
思い出がありすぎる。
鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ):
冷酷で無慈悲な人間でも、ときには同情や憐れみを感じて涙を流すというたとえ。悪代官が年貢の取り立てに情をかけたり、高利貸しが憐れみの心で証文を破ったりしたときに使われた言葉から。
注:
身近な存在がいなくなるというのは、理由が何であれ、さみしいものである。相手にとっては、新しい旅立ちだとわかっていても、いなくなった空間の広さに空しさを感じないと言えば嘘になる。たとえ、洗濯や介護が大変だったとしても、居なくなってしまえば“お世話させてもらえた幸せ”しか残らない。とはいえ、雑巾に懐かしさを感じ、涙している様はアホウである。情けない、情けなさすぎる、…という粘着体質への反省。